Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

ヴィンテージ絵本 Bunny Hopwell's First Springその3

金曜日ですね。

やっとゆっくり寝られる!と思うと嬉しいです。

でも、明日夕方接種3回目なんで、日曜は副反応でぐるぐるするんだろうなあ…(^-^;

では、続きです。

 

いいえ」とお母さんが言いました。
「春は空気で感じるのよ」
「春は地面を押し上げるんだ」とお父さんが言いました。
「ぼくはどうやって待てばいいの❔」とバニー・ホップウェルはため息をつきました。
「ハイジャンプの練習をしなければならないな。」とお父さんが言いました。
「なぜなら、春が来たら、お前はガーデンフェンスを飛び越えたくなるだろうからね」

今や冬はほとんど終わりでした。
農家の少年はソリを片付けました。
農家の人は熊手を出しました。
段々と暖かくなり、日が長くなりました。
「もうすぐだ」とリスが鳴きました。

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「春はもうすぐそこだ❗️」
「春はもうすぐです」と鳥が歌いました。

「さて」とバニー・ホップウェルは言いました。
「ぼくはもう1分も待つつもりはないぞ。春に会うために出掛けるんだ❗️」
そして彼は道をまっすぐ進み、納屋を通りすぎ、森の中に入っていきました。
すると、バニー・ホップウェルの前にあくびをしながら伸びをしている大きな毛皮の動物が立っていました。

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「お願いします」とバニー・ホップウェルは言いました。
「あなたが春ですか❔」

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大きな毛皮の動物は、小さなバニー・ホップウェルを見下ろして言いました。
「いや」と彼は唸りました。
「俺はクマだよ。でも、春はここにある。違いないね。俺が起きてるってのか唯一の理由さ」
「ありがとう。ありがとうございます」とバニー・ホップウェルは言い、道を走り去りました。

川のそばでバニー・ホップウェルは突然何か濃い青いものが地面から成長しているのを見ました。
彼はそっと座って匂いを嗅ぎました。

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「こんにちは」と彼は静かに言いました。
「こんにちは、春」