ヴィンテージ絵本 The Bunny Book その1
今日からはヴィンテージ絵本を紹介しますね。
2022年最初のヴィンテージ絵本は1955年発行のThe Bunny Bookです。
イラストはまたまたRichard Scarryさん。
お話は奥さんのPatsy Scarryさんが担当されて、息子のHuckくんのために書かれた本のようです。
お父さんウサギは宙に赤ちゃんを持ち上げました。
「ぼくらの赤ちゃんは大きくなったら何になるのかなあ❔」とお父さんウサギは尋ねました。
「スーツに金ボタンが付いてる警察官になるかしら」とお母さんウサギが答えました。
「小さな迷子の子どもたちのお母さんとお父さんを見つける手助けをするの」
「多分、サーカスのピエロになるよ」とお父さんウサギは言いました。
「面白いコスチュームを着て、子どもたちを笑わせるために面白い芸をするんだ」
「なんで僕たちの弟はカウボーイになれないの❔」とお兄ちゃんウサギが尋ねました。
「もし弟がカウボーイになったら、ロデオで馬に乗れるよ」
でも赤ちゃんウサギは大きくなったら、警察官やサーカスのピエロやカウボーイにはなりたくありませんでした。
彼はかごの中に座って家族に微笑みました。
彼は自分がどうなるか知っていました。
「私たちの弟はパイロットになるべきだと思うわ」とお姉ちゃんウサギが言いました。
「空を飛ぶことが出来るのよ。それに、楽しみたかったらパラシュートで飛び出すことも出来るわ」
「多分彼は消防士になるわね」と大叔母さんが言いました。
「それから、すべての火事に大きな梯子車で駆け付けるのよ。彼は勇敢な消防士になるでしょう」
つづく。