アロマ教室
昨日はアロマ教室に参加するために、またまた植物園に行ってきました。
朝、ちょっと頭痛がしてたんですけど、いい香りを嗅いでいるうちに、気付いたら頭痛も収まっていた、という。
香りの力ってやっぱりすごいですねー。
今回は、ジャスミンと春ハーブのアロマコロン作りにチャレンジ。
最初に、講師の先生からジャスミンの歴史や代表的なジャスミンの品種について習いました。
ジャスミンは中央アジア原産で、3世紀頃の中国の文献に「外来の品種」という記載があるほど、古くからある植物なんだとか。
3世紀って、日本だと弥生時代ですよ。(古っ!)
そして、ジャスミンの品種には○○ジャスミンと名が付いていても、実はなんちゃってジャスミンなものがいっぱいあると知りました。
本当のジャスミンはモクセイ科なのに、よく園芸店で売られているカロライナジャスミンはマチン科ゲルセミウム属だし、マダガスカルジャスミンはガガイモ科ステファノチス属、とまったく違う品種なんだって。(ほえー。)
なので、これらはお茶として飲んじゃいけないそうです。
ナス科ブルンフェルシア属のアメリカジャスミン(ニオイバンマツリ)に至っては、ナス科だから毒草だと聞いて、ちょっと怖くなってしまいました。
自分でお茶にして飲むことはないけど、庭に植えてるのを誤って犬が口にしちゃったりしたら嫌ですもんねー。
特に、ゴン太はヴェジタリアン犬だし。(^^;まあ、匂いでこれはヤバいと感じるとは思うけど。)
そんなお話を伺いつつ、いよいよアロマコロン作りにチャレンジです。
先生曰く、今回のは難しいですよ、と。(え?)
調香するのに繊細な感覚が必要なので難しいとのことでしたが、これはやってみてつくづくと好みの香りにブレンドするのって大変だなあと。
やってるうちに、段々どれが正解の香りなのかわからなくなってくるんですよね。
引き際を見極めるのが難しいというか。
作り方は、最初にスポイトで英国スミレエキス1ml、ジャスミンエキス1ml、西洋タンポポエキス1mlを測ってビーカーに入れ、そこにローズ芳香蒸留水7mlを合わせて、10mlにします。
この時点で匂いを嗅ぐと、甘くフローラルな香りでした。(これでもう何もブレンドしなくても、私好みなのに、と思うぐらい。)
ところで、英国スミレには体質改善、抗炎症作用、利尿、発汗作用などが、西洋タンポポには肌を整える効能があり、ローズには保湿効果があります。
そして、メインのジャスミンには鎮静、鎮痛、抗炎症、抗菌、月経痛、PMS、咳や咽頭炎、声枯れ、などなど、多様な効能が。
私の頭痛が収まったのも、ジャスミンが効いたんでしょうね。
さて、ここからが調香の始まりです。
卓上に用意された6つのエッセンシャルオイル(ジャスミン、ローズウッド、ラベンダー、ペパーミント、ライム、メイチャン)から好みの香りを6〜10滴入れてブレンドします。
ベースノートになるジャスミンは1〜3滴が調香しやすいというので、私は2滴入れました。
ちなみに、ジャスミンは粘性が強いので、ボトルから1滴が落ちて来るまで20秒ほどかかる、という。
よく、せっかちな人はボトルを振ってしまいがちですが、あれだと1滴が途切れて出て来るので、正しい量が測れないそうですよ。
ジャスミンの他に何を入れるかは、あらかじめ先生が作って来てくれたサンプル6種類の香りを嗅いで、好みのブレンドを参考に入れていきました。
私はジャスミン1とローズウッド3のブレンドが一番好みだったので、ローズウッドを多めの3滴。
そして、先生お勧めのライムを3滴と爽やかさを感じさせるペパーミント1滴を入れてブレンドしてみました。
作った時には、周り中ブレンドしてる人だらけで、色んな香りが漂ってるし、私も色々嗅ぎすぎて、何が何やら状態だったため、ちょっと自分の好きな香りなのかなんなのか自信がなかったんですが、今日つけてみたら割と好きな感じに仕上がっていました。
フルーティーな中にライムのすっきりさが感じられて、これから汗ばむ季節にぴったり。
ラベルを貼り付けて、出来上がったアロマコロンがこれ↑。
容器はロールオンタイプなので、手軽にさっと塗れて便利。
アロマコロンを作った後は、先生の作って来てくれたパウンドケーキとジャスミンティーを頂きました。
パウンドケーキはアーモンドやオレンジが入ってて、しっとり美味しかったです。
まさか、お茶付きの講座とは思わなかったので、なんだか得した気分でした。
今回、講座に参加してみて、アロマの世界ってつくづく面白いなーと思いました。
また、機会があれば参加してみたいな。