Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

風立ちぬ&かぐや姫の物語原画展

今日はポカポカ良い天気でしたね。
そんな上天気の日に、私は午前中健康診断で検診クリニックに缶詰でした。
一応今日のところは異常なしでしたが、マンモのあまりの痛さに泣きそうでしたよ。
なにあの痛さ。
圧迫される以前に、台の上に乗せられる過程で掴まれた時が死ぬほど痛いってどういうこと?
もう2度とやりたくないと思った瞬間でしたよ。
バリウムはフルーティなお味で普通に飲めたんですけどねー。
一昔前は石灰臭くて飲めたもんじゃなかったけど、あれがこんなに改善されるなら、マンモだってもっと改善されていいはずだと思う。

と、そんなことはさておき、1日お休みをもらっていたので、午後からふと思い立ち、○るぽーと内にある横山隆一まんが記念館で開催中の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』の原画展↓に行ってきました。

週末は結構な人出みたいだから、こんな機会でもないと行けないだろうなーと行ったんですけど、中々楽しかったです。

入り口の↑のところだけ写真撮影可でした。
この付近に菜穂子のパラソルとキャンバスが置かれたコーナーがあったんですけど、そこも写真撮影可にして欲しかったよ。

途中には、菜穂子と出会った時の列車を再現したコーナーもあり、原画じゃないなら写真撮影させてくれてもいいじゃない、という気持ちになりましたが。(むぅ)


宮崎監督の原画は↑のような感じ。(画像はパンフ画像を撮影したものです。)
鳥型飛行機や各キャラの絵コンテ、自宅や学校などの風景画が並びます。
宮崎監督の人物画ってすごく線が多いわけでもないのに、すっすと描かれていながら、一部の狂いもないデッサン力なんですよね。
何気にすごいなーと思ったのは、小学校の同級生一同を描いた絵があったんですけど、10人以上いるのに、ちゃんとそれぞれ描き分けられてるんです。

飛行機の詳細設定は監督の拘りがいっぱい詰まってて、じーっと見入っちゃいました。
でも、拘りつつ、絵コンテの側に書かれた監督のコメントには「完璧は求めなくていい。何だこれは?な感覚でいい」みたいなことが書いてあって、面白いなーと。

背景画もどれもとても美しかったです。
今のアニメってCG制作なので背景画がないじゃないですか。
どっちがいいとかは言えないですけど、緻密に描きこまれた背景画はそれだけでもう美術的価値があると思います。
宮崎監督のささっと水彩絵の具で彩色した原画も、あっさり描かれているように見えて、そこらの美術館に飾られててもおかしくないぐらいのクオリティですしね。


一方、高畑監督の原画はこんな感じ↑。
お二人とも優しいタッチの絵柄という印象。
でも、色塗りという点でいえば、高畑監督の方がより緻密かなー。
宮崎監督は全部に色を載せるのではなく、押さえたい所だけにさっと色を載せてあるのに対して、高畑監督は余白の部分がないようにきちんと塗ってる感じがしました。
きっと高畑監督の方が几帳面なのね。(笑)

200点の以上の原画は中々見ごたえがありましたよ。
来場者には先着150名様で九試単戦紙飛行機が作れるキットももらえます。
何気に模型図の余白に書かれている宮崎監督のコメントが楽しいの。


帰りにはTea roomでケーキセットもいただき、週の半ばにちょっと息抜きできたひと時でした。