Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

中原淳一展

GW明けの1日、皆様いかがでしたか?
私はだるだるでした。
というか、夕べから頭痛がして、朝起きても痛く、なのに午後から研修で、ガンガンする頭と格闘しながらこなしましたよ。
しかも、さらに頭痛が増すことを上司から言い渡され、げんなりって感じです。
先月の大仕事の反響なのかなんなのか、もうこれでこういうのは当分ないはず、と思っていたら、秋にまた同じようなことをせよ、とのお達しが来てしまい、冗談でしょうー、と。
あーうー、今度こそ本当にストレスで死ぬかもしれません。
元来目立つのが嫌い、能ある鷹は爪を隠しっぱなしが身上の私としましては、これ以上目立つのは本当に勘弁なのですが。
お願いですから、そっとしておいてくださいって感じです。


と、不穏な話はこれぐらいにして、今日は4日に行ってきた、中原淳一展をご紹介しますね。
今年生誕100年ということで、各地で様々な行事が計画されてるそうなんですが、その一環として、子どもたちの聖地、ア○パ○マンミュージアム併設の詩とメ○ヘン館で原画展が開催さてれるんです。
たまたまここにお勤めの方とPOURQUOIさんで知り合い、パンフレットをいただいたので、それじゃあ行こうか、と行ったのですが、おりしもGWまっただ中。
子どもたちの聖地はびっくりするぐらいの人出でございました。
山間ののどかな町にどっからこれだけの人がやってきたのかというぐらい、多彩な県外ナンバーのオンパレードでしたよ。
どうにか臨時駐車場に車を止めて、詩とメ○ヘン館の方へ。
途中、バイキンマンが開発したという巨大ロボ、ジャイアントだだんだん(全長7m)やら収蔵庫の壁面に描かれたアンパンマンやら(顔の大きさ9m!)を見て、ほへーっと。


開館当初から何度か訪れたことがありますが、ちょこちょことリニューアルされてるんですね。


さて、チケットを買い↓(大人400円)、いざ入館。


第一会場とありますが、今回展示数が約400点と多く、詩とメ○ヘン館だけでは収納できなかった模様。
お隣の別館の一部にも作品を展示してありました。
中原淳一が表紙絵を担当した「少女の友」、自ら出版社を興して発行した「それいゆ」「ジュニアそれいゆ」「ひまわり」「女の部屋」などの原画を中心に雑誌や付録など多彩な展示でした。


第一会場では入ってすぐのところに、淳一を敬愛するファッション・デザイナー丸山敬太さんによる豪華なドレスの再現と「少女の部屋」をテーマに淳一が提案した三畳間を再現してありました。(ここのみ撮影可でした。)






お部屋もドレスも今見ても古臭くないですよね。

原画や雑誌付録などの展示も素晴らしかったです。
私が一番好きな絵は↓の蝶々夫人

こちらは彼の絶筆となった作品でもあります。



これは母が気に入って買ったもの。
最初に淳一の原画を見た時に、若かりし頃の浅丘ルリ子、またはオードリー・ヘップバーンを連想したのですが、実際デビュー前の浅丘ルリ子の髪をカットするなどのプロデュースをして、親交があったようですね。

淳一の人となりを詳しく知りたくて購入した本。
(↓のクリアファイル3枚の付録付でした。)



イラストレーターだけにとどまらず、ファッションデザイナー、ヘア メイクアーティスト、スタイリスト、インテリアデザイナー、プロデューサー、人形作家、作詞家といった多彩な分野において天才的な才能を発揮したカリスマだったんだなあと。
わずか19歳で「少女の友」の挿絵画家に抜擢されたわけですから。
それから47歳で心臓発作に倒れるまで、最盛期は1日3時間の睡眠時間だったとか。
原画の多さからも、いかに彼が精力的に仕事をこなしていたかがわかりますよね。

戦後間もない少女たちを精神的荒廃から救い、夢と希望を与え、内面から美しく生きることを提案し続けた淳一の人となりに触れることができる作品展は5月20日までです。
その後、各地でも開催予定なので、気になった人は中原淳一展で検索してみてね。
これは一見の価値ありですよ。