Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

おひなさま展

今日は地元の歴史民族資料館にきぃさん、安芸♪子さんと行ってきました。
実は地元ながら、この歴史民族資料館に足を運ぶのは初めて。
案外とりっぱな建物にびっくりでした。
敷地の中には梅がたくさん植えられているのも。
あれだけたくさん植わっていると、側を通るだけで梅の香りが漂ってきますね。
我が家の庭にも紅梅がありますが、あまり大きくなく、1本しかないので、香りにはあまり気付かないのですが。
お天気の良い日にここでお弁当を食べたら素敵だろうなーと思える光景でしたよ。
たくさん梅が咲いているせいか、メジロが食事に来ていました。

さて、本日の目的その1はこれ↓を見ることでした。

毎年この時期に開催されていて、一度は見たいな、と思っていたので、念願かなって良かったです。
明治から大正、昭和初期の内裏雛や立雛、御殿飾りなど、多彩なおひなさま約200点が飾られているとあって、結構見ごたえがありましたよ。

解説によると、お雛様は平安時代頃には既にあったそう。
『ひいな遊び』という宮中の遊びがのちに節句の行事と結びついて、江戸時代に今のお雛様の原型が出来たよう。

武家の子女の嫁入り道具として誂えられることが多かったせいか、飾られているお雛様も豪華なものが多かったですね。
展示されている雛人形はほとんど地元や県内在住の方からの寄贈なんですけど、解説を読んでいたら、5人兄弟の後に生まれた唯一の女の子だった女性は、親戚とかからたくさん雛人形をもらったと。
屏風付きの内裏雛だけでも6セットぐらい飾ってありましたから、ホントに唯一の女の子として可愛がられたんでしょうねぇ。(羨ましい)

そうそう、内裏雛とは本来は男雛(天皇)と女雛(皇后)の一組を指す言葉なんですって。
でも、私たちは女雛(お雛様)を指して使っていますよね。
あれは童謡「うれしいひなまつり」以降に誤って定着してしまったイメージなんだそう。


少し意外だったのは、お雛様の被っている王冠(っていうの?)が、中国っぽい装飾だったこと。
今のお雛様では見られないような雰囲気なのですよ。
例えていうなら、『善徳女王』とか韓流時代劇の女王たちが被ってそうな感じといえば、分かるかな?
↑パンフレットの右上にちらっと写ってますが、見えますか?
お雛様の装飾やお道具も時代によってやっぱり色々違うんですね。

この他にも、パンフレットにあるように、市松人形や、フランス人形、ポーズ人形などの人形類も飾ってあります。
ポーズ人形はまさしく内藤ルネさんの世界だったわー。

この展覧会、旧暦の節句時期にあたる4月10日まで開催してますので、行ける人は是非行ってみて下さいね。


↑は歴史資料館入り口に飾ってあったものです。
館内展示物ではないようなので、撮影しても大丈夫だろうと勝手に判断した私たち(^_^;)はこっそりこの1枚だけ撮影したのでした。
お雛様もこれぐらいのサイズなら、飾りやすくていいよねー。
私のなんて7段飾りなので、ここ数年仕舞いこまれたままだよ。
今年はまだ時間があるから、久々に人形だけでも出してあげようかな。

さて、本日のお出かけメインは、同館敷地内に併設されている書道美術館内での「うさぎの布人形作り」だったのですが、その模様はまた明日書きますね。
一言先に感想を言うならば、Rosemary、和の古布と格闘するの巻きでしたわ。(^_^;)

今日のお花

↑に書いた我が家の紅梅です。
昨日、お天気が悪くなってから撮影したのでイマイチですが。
紅梅を見ると紅天女(『ガラスの仮面』)を思い出すのは私だけ?
ってか、今日は奇しくも北島マヤちゃんの何回目か分からない誕生日ですねー。
作者の美内先生の誕生日でもありますが。
別花ではついにお互いの想いに気がつく、という奇跡的展開を迎えて(おい)、長年やきもきしていた読者としては嬉しい限り。