柚子仕事
日曜日から急に寒くなりましたね。
昨日も朝からずっと曇り空でまったく気温が上がらず、いっぱい着込んで行ったのに寒くて大変でした。
これからますます寒くなっていくと思うと、早起きとか色々憂鬱ですが、これが本来の冬と言えば、まあ、そうだよねー、と。
さて、冬と言えば、色々思い浮かぶ物がありますが、こちらでは冬の風物詩の一つに柚子があります。
冬になると、どこからともなく、柚子玉や柚子酢、柚子ジャムが届いたりするわけです。
我が家も柚子の木を植えたものの、まだ果実が生るには至らず。
接ぎ木の柚子だと実が生るまで4,5年かかるらしいですね。
普段だとどこからか柚子のお裾分けがあったりするのですが、今年は今のところないので、母の指令を受けて、オーガニックマーケットまで柚子を探しに行った次第です。
で、先日書いた通り、売っている柚子は見つからず、豊穣祭のプレゼント品として持参していた方に頼んで分けてもらいました。
さすがオーガニックだけあって、売り物みたいにツヤピカではなかったですが、加工して使うとなるとやはり無農薬の物に限ります。
早速、果汁を搾り、種を取り、皮は刻んで灰汁抜きするために水にさらしました。
そのままだとかなりえぐみがあるので、灰汁抜きは必須です。
こんな感じね↓。
プレゼントとしてもらった物も含めて11個も柚子を使うと、種もたくさん取れます。
これを捨てるのはもったいない。
そう、この種が保湿成分バッチリの化粧水になるんですよ。
柚子の種を触ったことがある人はヌルヌルしていることにお気づきかと思いますが、あのヌルヌルこそ保湿成分のペクチン。
粘性が強いので肌表面をバリアしてくれて、乾燥から守ってくれるんですね。
ということで、ヌルヌルを取り除かないために種は洗わずそのまま使います。
作り方は至って簡単。
種の量に対して、3倍ほどのホワイトリカー、または純米日本酒か焼酎を入れるだけ。
私は梅仕事したときの残りがあったので、ホワイトリカーを入れました。
種が多かったので、瓶2つに分けてみましたよ↓
できあがるのが楽しみです。
そして、水にさらしておいた柚子の皮はどうなったかというと、こちら↓。
柚子ジャムは母が仕上げました。
オーガニックなので、どうしても柚子本来の苦みは残るのですが、蜂蜜や黒糖で味付けしたらその苦みがほどよいアクセントになって、美味しくできあがりました。
これをそのまま食べてもよし、ヨーグルトに入れたりパンに塗ってもよし。
柚子には抗酸化作用、むくみ対策、そして血流の改善と様々な効能があります。
生では食べられず、加工するという一手間がいりますが、作る過程も楽しいし、健康にもよい成分がたっぷりなので、身近に柚子を見かけたら、是非手に取ってみて下さい。
香りにも癒やされますので、加工する前にしばらく飾って楽しむのもおすすめです。