Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

心和む音楽:『結』

こんばんは、皆様。
恐怖の研修3連続が終わり、どぉーっと疲れているRosemaryです。
まったくハードな3日間でした。
最終日の今日はがっつり5時間コースですよ!
講師の先生も研修内容も面白かったんですが、さすがにもうこれ以上は無理って心境です。
研修が続くと、普段と違う生活リズムになるというか、絶えず精神的にどっか緊張が持続してる状態になるので、ちょっとリラックスできるものが必要になります。

そこで聞くのが、以前にもご紹介しましたが、関口知宏さんの音楽。
たまたまyoutubeを見てたときに探してみたところ、『結』を関口さんが演奏してる画像があったので、載せますね。
ぜひぜひ聞いてみて下さい。
懐かしく暖かいメロディにほっとしますよ。
演奏を終了したあとの関口さんの表情にも注目です。
ではでは、私もこれを聞きながら今日のところは枕を高くして寝ます。
おやすみなさいませ。

追記
昨夜は睡魔に負けて『結』について詳しく書けませんでしたので、追記しておきます。
この曲は『列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅』で関口さんが訪れた、宮城県大谷海岸でたたずんでいる時に浮かんできたものです。
旅の終わりに番組を通じて紹介されたこの曲は、その後、色々な番組のBGMとしても使われていますので、ああ、どっかで聞いたことあるわ、と思われた方もいらっしゃるのでは。

関口さんの曲作りにおける「偶然の必然」的不思議については、以前にもこのblogに書きました。

CD‐BOOK 関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅

CD‐BOOK 関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅

彼の著書である↑で、それぞれの曲が生まれた奇跡(軌跡)が書かれてるんですけど、大谷海岸でこの曲が関口さんの脳裏に浮かんできたときには、既にこの曲は出来上がっていたんだそう。
通常、彼の頭に浮かぶ音楽というのはいつも数秒程度の断片にも関わらず、このときは完成形で浮かんだ、というところが運命的ですよねー。
ただし、浮かんだ時点ではまったく関口さんの趣味ではない曲だったという。(^_^;)

曲をお聞きいただけばわかるように、やけに牧歌的な曲です。なんだか「昭和30年代の日本」といった感じでさえあります。しかも、『新日本紀行』とか『与作』みたいな雰囲気も…(汗)。決してぼくの世代が好き好んで毎日聞く類のものではありません。旅を番組でご覧になった方の中には、列車の中で『結』を聴いた子どもたちが、「なんか古臭い」といっていた場面を記憶している方もいらっしゃると思います。あのとき僕は我ながら「まったくその通り」と思っていたぐらいなのですから。(『関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅』より)

音楽でも何でも、何かを生み出す時には必ずその元になるものが自分の中にあると思うんですけど、全然趣味じゃないものが出てきたってところに、なんかもう神がかり的なものを感じてしまいますね。

『結』について、関口さんはこうも述べています。

旅で出会う日本の人々や自然のなかに、『結』のように古い昔からずっと変わらない素朴さや温もりがあったからです。それを感じるたびに、僕の心の中で『結』が聴こえたのです。日本は一見、自然も人も大きく変わってしまったかのように見えますが、実はその本質には、今も"変わらない何か"があるようなのです。『結』が"今”の日本を旅した感想なのに、古臭く聴こえるのはそういうわけで、またその作曲過程が不思議なのは、「作ろうとした」のではなく、「聴こえた」からです。つまり、どうやら『結』という音楽は、その"変わらない場所"からやってきたようなのです。