Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

古今東西の吸血鬼

相変わらず『トワイライト』にどっぷりとはまっているRosemaryです。
ストーリーを一言で要約するならば、吸血鬼と人間の禁断の初恋、ですね。(映画のキャッチコピーと一緒やん、という突っ込みは不可)
主人公ベラと恋に落ちる美貌の青年エドワードは、吸血鬼にも関わらず、人間を狩らずに獣を狩って生きている菜食主義者(?)な吸血鬼の一族なのですが、完全に人間の血に対する誘惑を絶てたわけではなく(唯一の例外はエドワードの義父・カーライル)、愛するベラに対しても愛と欲望の間で苦悩します。
ベラの血が吸血鬼にとっては極上の香りがするのも、エドワードには悩ましいところなのですが。
それでもベラへの愛と恐るべき自制心で徐々に欲望を克服していくエドワードの姿は吸血鬼の鑑(変な表現だな^_^;)のよう。
吸血鬼といえば太陽を浴びたら死ぬとか夜は棺おけで寝るとかいうイメージが一般的ですが(実際、ベラも最初そういう先入観を持っていました)、この物語で描かれている吸血鬼像というのはまったくそれらを払拭するもので、そこがひとつこの作品の面白いところだと思います。
どこがどう違うのか詳しく言うと、ネタバレになるので言えませんが。


さて、吸血鬼といえば、私にはもう1冊忘れられない本があります。
それは私の大好きな作家・田中芳樹さんの『ウェディングドレスに紅い薔薇』という連作短編小説(本としては1冊にまとまっています)。
Made in Japanなこちらの吸血鬼も色々な意味で型破り。
何しろ、主人公3人は先天性吸血鬼なのに、人の血を飲む場面は一切ありません。
っていうか、その古典的手法を馬鹿にしている模様。
彼らのエネルギー摂取法は軽く他人の頚部に触れることにより、生体エネルギーをちょっとばかしわけてもらう、というなんともお手軽方式なのです。
しかも、エドワードたちは人間の食事は一切摂らないのに対し、雅香ちゃん(その存在自体が『まさか』な現役女子大生吸血鬼ちゃん)たちは人間の食事もするものの、カロリーとしては一切加算されないので、いくら食べても太らない、という。
これを読んだ当時、本気で雅香ちゃんたちが羨ましかったものです。
ストーリーは田中氏らしく、痛快なヴァンパイア・バスターモノ。
先天性吸血鬼である雅香ちゃんたちはクリムゾン・ローズ・ソサエティーという秘密結社の一員(いや、主要メンバーで貴重な労働力か)で、粗暴な後天性吸血鬼たちを次々とやっつけていく様がとっても爽快♪
田中氏の作品を読んだことない人には、とっかかりとしてもオススメです。


それにしても、書き手によってこうもイメージが変わるなんて、吸血鬼の世界も奥が深いのね。
吸血鬼という存在自体がミステリアスで、人と相容れない故に、私たちの想像力を余計に掻き立てるのかもしれません。


今日の動物
吸血鬼のあとにこんな画像ですみません。

妖しくも美しい吸血鬼を思い浮かべたであろう後に、この子たちを見たらきっと脱力すると思うんですが。(^_^;)
がぁー子に匹敵するインパクトのあるお顔をしているこちらは、ラシュトンのベア兄妹。
名づけて『しもぶくれベアーズ』。(命名 私^_^;)
プゥコリンさんのところでこの子達を見た瞬間、あまりの衝撃に思わず連れ帰ってしまいました。
かーなり大きいです。
お洋服は虫食い後があったりしたので、若干アレンジしてます。

今日の絵本

キャラものやら動物以外が主人公の絵本たち。
私にしては珍しいセレクトかもしれません。
でも、Mother Gooseとかも好きなんです。


今日のゴン太

ひそかにファンを増やしつつある(笑)ゴン太君。
相変わらず「オレ様が一番!」的な顔をしておりますが。
そういや、今日出かけようとしたら、ゴン太がハウスの横に毛布を持ち出し(寒いときはハウスから自分で毛布を出します)ちんまりと座っていたのですが、左手を妙に不自然にあげたポーズがえらい可愛かったです。
急いでなければ画像を撮ったのに。残念!