Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

ヴィンテージ絵本 NINE RABBITS and another その3

子どもたちはまだ窓から見ていました。
「今彼は足に草を掛けてるよ」と彼らは言いました。
「あれじゃ足りないね。彼の長い足が出てるもの」
一番小さなうさぎはこれにくすくす笑いましたが、一番年上のうさぎは「笑っちゃダメだよ。彼はベッドがない可哀想な痩せこけたうさぎなんだから」と言いました。

「草はまったくいいベッドカバーじゃないな」と彼らのお父さんは言いました。
「私のベッドには3枚毛布がある。1枚彼にあげよう」f:id:ROSEMARY819:20220410165805j:plain

そこでお父さんウサギはピンクの羽毛の素敵な厚い毛布を手にし、庭のウサギにそれを持っていきました。 

痩せこけたウサギは突然起き上がったので、草が四方八方に散らばりました。

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「おや、ありがとう」と彼は言いました。

「さて木の根にぴったりですね」

ミスター・ラビットは家に戻ったとき、微笑んでいました。

「とても素敵なことをしたわね、あなた」と彼の妻は言いました。

すると子供たちが声を上げました、

「ああ、雨が降り始めた! 顔に水滴が落ちてきて、鼻にしわを寄せたり、目を開けたり、閉じたりしているよ。 大きな赤い傘を持って行ってもいいかな?」

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「それはとても思いやりがある行いね」とミセス・ラビットは子どもたちに言いました。

 

つづく。