ヴィンテージ絵本 NINE RABBITS and another その1
内容的にはイースターのお話なので、17日にはまでには完結出来るようにしたかったんですけど、職場変わってからめっきり時間がなくなったので、こんなことに(^-^;
ま、可愛い絵本なので気にせず更新します。
1957年、 Wonder Bookから出版された絵本になります。
文はMiriam Clark Potter、イラストはRachel Taft Dixonです。
早春のある夜、うさぎ一家が寝る準備を始めた時、彼らは小さな草緑色のドアをコンコンコンとノックする音を聞きました。
ミスター・ラビットは「誰かがそこにいる」と言いました。
「誰だと思う❔」と7羽の小さなうさぎは囁きました。
「仲間かな❔それとも奇妙な野生動物かな❔」
お父さんは彼らに「私が行って、見てこよう」と言いました。
そこで彼は床を横切り、ガーデンシューズを踏み鳴らし、ドアを開けました。
そこには折れ曲がった髭に優しいけれど疲れた目をした背の高い痩せこけたウサギが立っていました。
彼の耳は萎れているように見えました。
彼の服は古く、彼は帽子を持っていませんでした。
彼はカバーがかけられた大きなバスケットを腕にかけていました。
「こんばんは」とミスター・ラビットが言いました。
「こんばんは」と痩せこけたウサギが言いました。
「一晩私を泊めて頂けないだろうか。私は長い道のりを歩いてきたんだが、まだまだ先は長いんだ」
「申し訳ないこですが、うちには余分なベッドがないんです。見ての通り、私の妻と私、そして7羽の子どもたちの9羽で我が家はいっぱいなんです。まさに完全にいっぱいなんです❗️」
つづく。