ヴィンテージ絵本 The Bunny Book その2
恐ろしい勢いでコロナ感染者が増えていますね。
こちらでもどんどん増えていて、研修が中止になったり、イベント開催をどうするかなど大変です。
感染者がこのまま増えて、集団免疫を獲得してコロナが収束に向かうのか、それともまだまだ変異株が出てくるのか、まったく予想もつかないので、とにかくうがい、手洗い、消毒をこまめにして、不要不急の外出は控えたいと思います。
みなさんも用心して過ごしましょうね。
では、続きです。
大叔父さんは赤ちゃんウサギに大きな電車のエンジニアになって欲しいと思っていました。
「列車が出発する準備が出来たら、彼はベルを鳴らすんだ。そして、トンネルの中でプッ、プッーと笛を吹くのさ」と大叔父さんは言いました。
でも、赤ちゃんウサギは大きくなったら、飛行機のパイロットにも消防士にも大きな電車のエンジニアにもなりたくありませんでした。
彼はニンジンをかじって、賢そうに見えました。
彼は自分が何になりたいか知っていました。
年老いたおじいちゃんウサギは「あの赤ちゃんを見てごらん。何故か彼がライオンの調教師になる姿が見えるぞ❗️」と言いました。
でもおばあちゃんウサギは「私は彼はすべての家に手紙を持ってきて隣人たちを幸せにする小さな郵便配達員になると思うわ」と言いました。
空腹の小さないとこは、赤ちゃんがお菓子屋さんだったらいいのになと思いました。
「彼は面白い顔のロリポップを作って、良い子のみんなにそれらをあげれるよ」と空腹の小さなウサギは思いました。
しかし、赤ちゃんウサギはライオンの調教師にも郵便配達員にもお菓子屋さんにもなりたくありませんでした。
彼はガラガラを振って笑いました。
彼は自分がなりたいものになるでしょう。
小さな女の子のいとこが言いました。
「私たちの赤ちゃんがお医者さんだったらいいのに。そしたら、彼は小さなたんこぶに大きなバンドエイドを貼れるのよ」
「あら、まあ、」とウサギ叔母さんが言いました。
「私はきっと彼は海でライフガードになると思うわ。彼は泳げない人を救うでしょう」
つづく。