とんとんとんのこもりうた

今日は可愛い日本の絵本をご紹介。
オーガニックマーケットでは、オーガニックな食べ物や青空セラピーだけでなく、絵本などの古書を扱うお店も出店してるんですよ。
五感でリラックスできる感じ。
今回見つけたのは、大好きないもとようこさんの絵本↓。

古書とは思えない美品です。
ちゃんと帯も付いてるし。
帯にある通り、幻の黒ウサギの子育てが絵本のストーリーに。

巻末に載っていた、実物の黒ウサギ。
耳が短いのが普通のウサギと違いますね。
奄美大島と徳之島にしか生息しないアマミノクロウサギの子育ての様子を、初めて撮影することに成功したカメラマンの浜田太さん。
そのお話から着想を得て作られたストーリーですが、本当に独特の子育てをするんですね。

お母さんは２日に一度赤ちゃんにミルクを与えにやってきます。

ミルクを与え終わると、巣穴の入口を土で塗り固めてとんとんとんとん。
３０分近くもかけて、丁寧にこの作業をするのは、赤ちゃんが眠りにつくまであやす意味もあるのかも、といもとさんは思ったそうです。
２日に１回、餌をあげに来る度に丁寧に行われるこの作業って、すごいですよね。
こうして黒ウサギの赤ちゃんは外敵に立ち向かえるようになるまで、お母さんに優しく守られて過ごします。

いよいよ巣穴を出る日。
お母さんと一緒に外の世界に。