Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

ついつい集めてしまうもの:マッチラベル編

ついつい集めてしまうもの、というより、ついつい集めそうになったもの、と言った方が正しいと思いますが。
バリバリコレクター道邁進中な切手と似て否なる存在として、うっかりその道に踏み込みそうになったものの、危うく途中で引き返してきた、という経緯があるのですよ、マッチラベルについては。
切手同様マッチラベルの世界も奥が深いというか、一旦がっつり踏み込んだら二度とは戻れない臭がぷんぷんします。

さて、マッチラベルとは文字通り、マッチ箱の図案になるラベルのことです。
マッチ箱サイズなので、切手より若干サイズは大きめ、そして、切手と違いギザギザはありません。
が、図案の多様さとデザインの秀逸さにおいては、切手と並ぶものがあるかと。
なので、両方にどっぷり浸かると大変なことになるのは必定。
よくぞ正気に返ったよ、あたし、と自分を褒め称えつつ、ついつい食指が動いてしまった素敵マッチラベルを今夜はご紹介します。


持っているマッチラベルの中でもこれが一番のお気に入り♪
この版画みたいな、あるいは切り絵みたいなテイストに、大好きな小鳥モチーフですよ。
計算されつくした配色も見事。


同色で、木馬とこけしっぽい図案もあります。


同じテイストでこちらは赤が目を引くシリーズ。
現代の赤にはない、ノスタルジックな赤という感じ。
印刷されているのも少しざらっとした藁半紙のような紙質で、そこにノスタルジックさを感じますね。
マッチラベルと言えば、チェコが有名ですが、チェコ印刷は少し前まではやっぱりこんな紙質だったそう。
それがここ数年近代化してしまい、紙質も格段に向上。
今ではこういった質感のものを探すのが難しくなってしまったとかで、至極残念。
変に近代化しなくてもいいのにー。


切手の図案にも多く見られる民族衣装モノ。
左のは1960年とあります。
東欧のこういう民族衣装は眺めているだけで楽しい♪


こちらは乗り物シリーズ。
ハンガリーの切手にも素敵な乗り物シリーズがあるのですが、ちょっとそれを髣髴とさせます。
乗り物の側に書いてある数字は、おそらくそれぞれの乗り物が開発された年だと思いますが。
馬車とか蒸気機関車が主要な交通手段だった時代に生まれたかったなー、と思うのは、多分にシャーロック・ホームズの影響でしょうね。