Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

心声

化粧品だけではなく、本までネット買いする今日この頃。(^_^;)
本来なら手に取ってじっくり見て検討するほうがいいに決まってますが、この現状ではどこにそんな暇があるの?と。
ま、ネットだと欲しい本が即座に見つかるし、よっぽどのことがない限り、頼んだ翌日には届くので便利ではあります。

ってことで、今回届いたのはこちら↓。

CD‐BOOK 関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅

CD‐BOOK 関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅

私のblogでも何度か取り上げたことがある、関口知宏さんのこちらはCD BOOKになります。
これまでの鉄道の旅の中で流れていた彼の音楽を、一度じっくり聞いてみたかったんですね。
慌しい毎日でお疲れ気味の精神もきっと癒されるに違いない、という妙な(?)期待もあり購入したわけですが、その期待を裏切らないような素敵な曲の数々。
そして、それぞれの曲が生まれた経緯や関口さんが旅人になった経緯、果ては彼独特の作曲手法まで紹介されていてとても興味深いです。

実はまだ読んでる途中なんですが、関口さんってつくづく不思議な体験に縁のある方なんだなー、と。
例えば、CDのタイトルになっている心声(シンシェン)という言葉は、彼が22歳のときに7回に渡って夢の中で聞いた「イガレンダシンシェン」という言葉から生まれたものだそう。
不思議な音のこの言葉、ちゃんとした意味があるものなのかどうかも普通は分かりませんよね。
ところが、それからほどなくして、それは中国語で「一個人の新生」を意味すると分かったとか。
さらに、関口さんが中国鉄道の旅に出掛ける前に出演したNHK教育テレビの「中国語会話」で、「一個人の心の声」という別の意味があることも判明。
その上、この中国の旅を終えてみたら、発展によって高まり行く中国の人々の「一個人」の自由や「新しい生き方」を求める「心の声」を聞く旅だった、という。(出来すぎです。@_@)

全10曲の中では私は「水の旅人」が一番好きかな。
これ、ちょうどOAの時に作ってるシーンを見たんですが、休憩がてらマイナスイオンを浴びようと滝に近づいたら、流れる水の音が音階になって聞こえたって。(ど、どういう耳ですか?ちなみに絶対音感の持ち主ではないそう。)
関口さん自身、まさかと思いつつ、メモを取り出し音階を記したわけですが、それだけではちゃんとしたメロディーになっているかどうか分かりません。
すると、次の駅で下車して入ったカフェの店内には、さあ弾きなさい、とばかりにピアノが置いてあったそうな。
関口さん曰く、旅の途中でピアノに出会うことも珍しければ、そのピアノがちゃんと調律されていること自体が稀なのに、そのピアノは調律も万全。
この日は、その次の場所でも調律されたピアノに出会い、しかも完全防音室というおまけ付き。
そのおかげで、滝で音階が降ってきたその日に曲が完成したのでした。

そんな風にして、全ての曲は関口さんが作ったものでありながら、奇跡なのか偶然なのか分からないけども不思議なことが重なって出来上がったってところが、すごいなぁーと。
関口さんの意思でもって生み出した曲ではないから、10曲ともホントに同じ人が作ったの?ってぐらいテイストがバラバラなんですよ。

旅の背景や曲ができた経緯と合わせて聞くと、また違った味わい深さがありますね。
とりあえず、私はこのCDを聞きながら車を運転したら、いつもならイラッと来て追い抜いてしまいそうなトロい車にも寛容になれましたわ。(笑)

今日のカード

昨日の引き続きベビーカードです。
この子女の子なんですよ。
ちょっとやんちゃな顔つきですよね。

今日のお花

紫と白のツートンカラーのバーベナがたくさん咲きました。
花手毬という和名通り、手毬のような形の花が可愛くて、私の庭では定番の花です。