ヴィンテージ絵本 NINE RABBITS and another その3
子どもたちはまだ窓から見ていました。
「今彼は足に草を掛けてるよ」と彼らは言いました。
「あれじゃ足りないね。彼の長い足が出てるもの」
一番小さなうさぎはこれにくすくす笑いましたが、一番年上のうさぎは「笑っちゃダメだよ。彼はベッドがない可哀想な痩せこけたうさぎなんだから」と言いました。
「草はまったくいいベッドカバーじゃないな」と彼らのお父さんは言いました。
「私のベッドには3枚毛布がある。1枚彼にあげよう」
そこでお父さんウサギはピンクの羽毛の素敵な厚い毛布を手にし、庭のウサギにそれを持っていきました。
痩せこけたウサギは突然起き上がったので、草が四方八方に散らばりました。
「おや、ありがとう」と彼は言いました。
「さて木の根にぴったりですね」
ミスター・ラビットは家に戻ったとき、微笑んでいました。
「とても素敵なことをしたわね、あなた」と彼の妻は言いました。
すると子供たちが声を上げました、
「ああ、雨が降り始めた! 顔に水滴が落ちてきて、鼻にしわを寄せたり、目を開けたり、閉じたりしているよ。 大きな赤い傘を持って行ってもいいかな?」
「それはとても思いやりがある行いね」とミセス・ラビットは子どもたちに言いました。
つづく。
ヴィンテージ絵本 NINE RABBITS and another その2
背の高い痩せこけたうさぎは頭を掻いて空を見上げました。
「私にとっては悪いニュースです」と彼は言いました。
「雨になるようだが、私は爪先まで疲れています。しかし、もしよろしければ、あなたの前庭で横にならせてもらいたいのですが。体を伸ばすのにいい乾いた草がありますね」
「それで大丈夫ですか❔」
「ええ、ありがとう。おやすみなさい」
「おやすみなさい」とうさぎ一家は一斉に言いました。
彼らはみんなずっと見たり、聞いたりしていましたが、ドアが閉まると「お気の毒だわ」とミセス・ラビットが言いました。
「ああ、本当に気の毒なことだね」とミスター・ラビットが言いました。
「しかし、私たちに一体何が出来る❔我々はまったくぎゅうぎゅう詰めなんだ。この小さな家に9羽のうさぎがいるんだからね。もうひとりーそれは多すぎだな」
子どもたちは窓に走り寄りました。
「今彼は横になってるよ」と彼らは言いました。
「彼は頭を石の上に乗せたよ」
ミセス・ラビットは少しの間考えました。
それから彼女は子どもたちに言いました。
「枕があれば彼はもっと快適だと思うわ。私のをあげましょう。彼女はそれをすぐ彼に持って行きました」
「おや、ありがとう」と彼は言いました。
「今や私の頭は巣の中の鳥のように居心地がいいよ」
ミセス・ラビットは喜びました。
彼女が家の中に戻って来るとミスター・ラビットは「とても親切な行いだったね」と言いました。
つづく。
ヴィンテージ絵本 NINE RABBITS and another その1
内容的にはイースターのお話なので、17日にはまでには完結出来るようにしたかったんですけど、職場変わってからめっきり時間がなくなったので、こんなことに(^-^;
ま、可愛い絵本なので気にせず更新します。
1957年、 Wonder Bookから出版された絵本になります。
文はMiriam Clark Potter、イラストはRachel Taft Dixonです。
早春のある夜、うさぎ一家が寝る準備を始めた時、彼らは小さな草緑色のドアをコンコンコンとノックする音を聞きました。
ミスター・ラビットは「誰かがそこにいる」と言いました。
「誰だと思う❔」と7羽の小さなうさぎは囁きました。
「仲間かな❔それとも奇妙な野生動物かな❔」
お父さんは彼らに「私が行って、見てこよう」と言いました。
そこで彼は床を横切り、ガーデンシューズを踏み鳴らし、ドアを開けました。
そこには折れ曲がった髭に優しいけれど疲れた目をした背の高い痩せこけたウサギが立っていました。
彼の耳は萎れているように見えました。
彼の服は古く、彼は帽子を持っていませんでした。
彼はカバーがかけられた大きなバスケットを腕にかけていました。
「こんばんは」とミスター・ラビットが言いました。
「こんばんは」と痩せこけたウサギが言いました。
「一晩私を泊めて頂けないだろうか。私は長い道のりを歩いてきたんだが、まだまだ先は長いんだ」
「申し訳ないこですが、うちには余分なベッドがないんです。見ての通り、私の妻と私、そして7羽の子どもたちの9羽で我が家はいっぱいなんです。まさに完全にいっぱいなんです❗️」
つづく。
近頃のうちの庭
お花ネタが続きます。
先週咲き始めたモッコウバラですが、あっという間に満開になりました。
アーチ仕立てにしてるんですけど、どこもかしこも黄色です。
この状態が長く楽しめたら最高なんですけど、モッコウバラの開花期間は2週間ほど。
というわけで、今が見ごろ、ピークです。
この後は花びらが茶色くなっちゃうので、全然綺麗じゃないんですよね。
一季咲だから、来年まで花は咲きませんし、あとはシュートと言われる脇芽がどんどん伸びてくので剪定が大変です(^-^;
でも、咲くと綺麗なので頑張ってお世話します!
こちらもいつの間にか咲いていた藤。
見ての通り鉢植えなので、ほんとにちょっとしか花房は付きません。
花数が少ない上に、こちらもあっという間に見ごろを過ぎてしまう花期の短い花なのが残念ですが。
いつか藤棚に仕立てたいと思いながら、早幾星霜…
永遠に藤棚になる気がしないです(^-^;
数年前に奈良の万葉植物園で見た藤棚みたいにしたいんだけどなあ。
あれは圧巻の景色でした!
こちらはイチゴ。
苺好きが高じて数年前に苗を購入し、プランターで育ててるんですが、もともとプランター栽培向きじゃないせいか、今まであまり実が生らなかったんですけど、今年はたくさん花が咲いて、結実しましたよ🎵
あとは赤くなるのを待つだけです。
お弁当に入れていけるぐらい収穫できるといいなあ。
八重桜と御衣黄
週末家へと上がってくる坂道を散歩してたら、ふもとの八重桜と御衣黄がちょうど見頃を迎えていました。
八重桜と御衣黄の共演です😃
一本の木に異なる花色の花が咲いてるように見えますが、ちょうど八重桜の向こうに御衣黄が見える感じに咲いてるんです。
ちなみに、御衣黄の方は1つの花で花色の変化が楽しめるようになってます。
このふたつが終わると桜のシーズンも終わりですね(さみしい)
咲き始めが薄い緑、そこから白っぽい緑に変わり、最後は中心がうっすらピンクに染まります。
一本で3回楽しめちゃうというわけですね。
八重桜も御衣黄も花びらの枚数が多いので、花がたくさん付くと重みで枝が枝垂れてきちゃうんですよ。
なので、この頃になるとわりと接写しやすくなります。
それにしても、八重桜を見ると美味しそうと思うのは私だけ❔
なんかこの色合いと言い、幾重にも重なった花びらと言い、すっごく美味しそうなんですけど(笑)
Easter Cards
イースターは昨日で終わってしまいましたが、イースターカードもいっぱい持ってるので、たまにはどどんとまとめてて載せてみますね。
pic.1,2はウサギとイースターエッグが描かれてるものを。
下に敷いたクロスも卵の刺繍がされてるんですよ✨
左下のカードはロシア語かなあ?
英語ヴァージョンも実は持ってるんですが、どっかにまぎれちゃって(^-^;
下段真ん中の女の子とうさぎちゃんたちのカードに描かれてるうさぎちゃんが可愛くて好きです🎵
pic.3,4はchick とかduckとか。
アヒルっぼくないのもいますね。
上段左二枚は別々に買ったものですが、あとでペアになるカードだと気づきました。
長く集めてるとたまにこういうことがあります。
下に敷いたひよこちゃんのイースタークロスは最近仲間入りしたお気に入り。
pic.5,6はひつじさん色々。
美人さんなひつじからキュートなヒツジまで色々。
上段真ん中のカードはこれまた全く同じのをもう1枚持ってます。
買ってるのを忘れて買っちゃうことがあるんですよねぇ(^-^;
他にもいろいろあるのですが、大型のや特別気に入ってるものはカードボード仕立てにしてるので、それはまた機会があればお見せしますね。
それにしても、こんなに集めてどうする?
Happy Easter!
今日はイースターですね。
とうことで、Happy Easter❗️
イースター・パーティーなイメージで撮影してみました。
紙皿、紙コップ、ペーパーナプキンとも古いものですが、未使用で可愛いです😃
イースターチョコはカルディで購入。
色んな人にあげたら、残りがこれだけに。
カレルチャペック紅茶店の紅茶にも可愛いウサギがいますよ✨
こちらはイースターエッグを集めてみました。
紙製、Tin製、木製、布製と色々ですね。
Tin缶のは多分イギリスだと思います。
下に敷いてるイースタークロスも可愛いでしょ?
こちらはベビーベッドに入れてるウサちゃんたち。
大体オールドシュタイフで、カラフルなお耳の子ペアだけガンド社のものです。
ウサギがひしめき合ってますね(笑)
でも、これでうちにいる子が全部かというとそうではないところが恐ろしい(^-^;
物欲っていつになっても治まらないものなんですねぇ…