Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

絵金祭り

あっついですねー!!
昨夜は職場の飲み会でしたが、18時半過ぎに家を出た時も、まだまだ暑かったです。
梅雨明けとともに本格的な、というか、本格的すぎる夏がやって来て、気分は倒れそうです。
頑張れ、私。
体力を付けるんだっ!

と、暑いので、今日は涼しくなる画像をご紹介。
先日の3連休、A岡町で絵金祭りがあり、私も行ってきましたよ。
あ、絵金というのは、江戸の文化・文政期に活躍した絵師、金蔵のことです。
県内では絵金といえば、ああ、あのおどろおどろした絵を描いた人か、とすぐ分かると思いますが、県外の人には多分さっぱりでしょうねぇ。
もとは狩野派の絵師であり、藩の家老に召し抱えられていましたが、彼の才能を妬んだ人によってニセ絵事件をでっち上げられ、処罰されてしまいました。
その後、各地を転々としながら、叔母を頼って移り住んだ町がA岡町だそうで、数多くの芝居屏風が残されています。

その絵金の芝居絵屏風を、商店街にある家々の軒下に並べ、蝋燭の炎で灯し、展示するのが絵金祭りです。
普段は重要文化財として絵金蔵というところに収められていますが、絵金祭りの2日間だけ、元の持ち主に返されるんですって。
おどろおどろした絵を堪能するためなのか、絵は夕方から夜21時過ぎまで展示されています。

闇が濃くなるにつれて、蝋燭の明かりに浮かび上がる絵金の絵は怪しい魅力を放って、人々の視線をひきつけます。
行く先々の軒下でたくさんの人が芝居屏風に見入っていましたよ。
持ち主の方の説明にもみなさん熱心に耳を傾けていました。

たくさんの出店を冷やかしながら、絵金の絵を見て歩くのはなかなか面白かったです。
本物の絵はフラッシュをたかなければ撮影OKでしたが、私のデジカメではフラッシュなしでいい映像は撮れそうにないので、行燈仕立てにしてあった方を撮影してきました。
普段のmy blogとは全く趣の異なるテイストですが、まあ、そこはお気になさらず。
気分だけでも、涼しくなっていただければ幸いなり。(笑)

夕食代わりのにら塩焼きそばを食べたお店に置いてあった行燈。
乳母が自害する所とか、リアルで怖いです。





義経千本桜のシーンを色々。
↑のように、普通に商店街の軒先に飾ってあるんです。
商店街は過疎化が進み、普段はさびれた雰囲気ですが、この日ばかりはどっからこんなに人が湧いて出てきたんだってぐらいの人だかりに。

順路の途中、途中にこんなの↑もありました。
弁天座は絵金の芝居をするところです。
私はまだここでのイベントを見たことないので、今度機会があれば行ってみたいですね。

ではでは、皆様、熱中症に気を付けて、楽しい週末を!