Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

Art Day

2日間ブログをお休みしましたが、私は元気ですヨ。
この週末は実家に帰る道すがら、あちこち寄り道し、女子力UPに励んでおりました。(笑)
まず、昨日の午前中は県立美術館へGo。
開館19周年ということで、無料開放だったんです。
私は10時過ぎぐらいに着いたんですが、もう既に結構なお客さんがいました。
そうそう、到着してすぐにあれ?と思ったことがありまして。
それはこの美術館、↓のように周辺が水辺に囲まれてるんですけども、その水辺が減ってたんですよ。(2枚目写真参照。)


昨日は夜8時まで開館で、夜には灯籠が灯されるイベントもあったからか、普段は現れない空間が出現していてちょっと不思議な感じでした。
ものめずらしいのか、水を抜いて出来た場所を散策してる人もいましたしねー。

さて、この日の目玉は絵金。
絵金と言われても、県外の人にはさっぱり???だと思いますが、地元では有名な絵師なんですよ。
絵金は江戸時代の文化・文政期に生まれ、狩野派を学んだ異端画家で、迫力ある芝居絵で広く知られています。
彼の名を冠した絵金祭りというお祭りもあるんですよ。
どういう絵か知りたい方は絵金で検索してみてねー。
って、不親切でごめんよ。
だってほら、館内は撮影禁止だし、絵金の絵って実物を見る分にはすごい迫力があっていいのですが、ポスカとか買って手元に置きたいかというと、それはちょっとねぇ、な感じなのですよ。
なんと言えばいいのか、とにかくおどろおどろしい雰囲気の絵なのね。
好んで血なまぐさい場面を描いたのか、見た作品の80%はその系統。
当時はその画風がもてはやされ、彼に頼んで描いてもらった絵を競って神社などに奉納したらしいですが。弟子もいっぱいいたみたいだしねー。


というわけで、アートとして楽しむ分にはいいけども、作品を使ったグッズにはまったく食指が伸びないため、こんな絵なのー、とここに載せることができませんでした。


ま、彼の絵は実物を見るに限ります。
今回解説読んでて面白かったのが、彼の絵にウルトラマリンブルーが使われている、ということ。
つい最近見たテレビ番組でこの色のことを知ったのですが、ウルトラマリンブルーは中国まで伝来しながら、日本には入ってこなかった色なんですって。
そのため、日本にはつい最近まで日本産の青がなかったとか。
で、開発されたのが本瑠璃という青い絵の具だそう。
ウルトラマリンブルーのことを知った直後に絵金の絵で実物の色を見たので、すごい奇遇だなぁと思っちゃいました。
そういう貴重な舶来物の絵の具を絵金はどうやって手に入れたんでしょうねぇ?
うーん、気になる。


ところで、この日美術館に行った目的はもうひとつあったりまして。
それはスリールさんのパンを買うこと。
いつもは館内のレストランでしか飲食できないのが、この日はスリールさんを含め、いくつかのフード系ブースが入ったcafeコーナーが設置されていたのですよ。
早く行かなきゃ売り切れちゃうかも、と思ったら、いつものハンドメイド系なイベントじゃないせいか、全然余裕でむしろ選び放題でした♪
ってことで、パンをいつも以上に爆買いしてしまったのでした。
いや、もちろん、実家に帰って分け分けしたけどねー。

明日はこの後行ったオーガニックマーケットのことを書きます。
また新たなセラピーを体験したよ〜。