Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

Miss Potterと薔薇色のcheek

今日もなんだか、ちょっと涼しい1日でしたね。
出勤時に吹く風なんか、秋風っぽいと思ったぐらい。
こんな感じで、夏が過ぎて行ってくれると嬉しいのですが。

ところで、週末実家でのんびりしていたら、前から見たいと思っていた映画『ミス・ポター』↓が放送されることに気づき、見てみました。

最近、映画とかじっくり見てないから、途中で飽きちゃったりしないかしら?と思いましたが、最後まで引き込まれるようにして見ちゃいました。
みなさんご存知、ピーター・ラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターの半生を描いた映画なんですけど、古き良きイギリス好きとしては、ストーリーもさることながら、服装や小道具など、細部まで色々楽しめました。
何より、湖水地方の風景が美しすぎて、癒されます〜。

晩年、湖水地方の土地を買い、その保全に努めた彼女の功績がなければ、今の湖水地方はなかったんですよねー。
よくぞ、開発者の手から美しい景色を守ってくれた、と思います。
ピーター・ラビット・シリーズで得た印税を、正しく使ってくれてありがとう、だわ。

映画はビアトリクスがウォーン社にピーター・ラビットを売り込むところから始まり、彼女の編集者になったウォーン社の3男、ノーマンと徐々に愛を深めていく様子が中心に描かれていますが、この二人のやりとりがなんとも微笑ましいんです。
ノーマンのアプローチの仕方が、本当に英国紳士の鑑というか、今じゃこんな礼儀正しいジェントルマンはいないわよねー、と思うぐらい素敵。
演じているユアン・マクレガーって、確かスター・ウォーズの人ですよね!?
その当時のイメージしかなかったんで、まあ、こんな素敵な紳士も演じられるとは、って感じでした。
ビアトリクスを演じたレネー・ゼルヴィガーもはまり役。
彼女はアメリカ人ですが、うまくヴィクトリア朝時代のイギリス人女性を演じていましたね。
上流階級の出でありながら、結婚という枠にとらわれずに、自分の才能で自立しようとする女性を見事に演じていました。
本が次々と売れるようになり、そして、ノーマンという一番の理解者を得て、どんどん自信を付け、輝いていく姿が印象的でした。
レネー・ゼルヴィガーって取り立てて美人という感じではないですけど(失礼!)、表情がすごく生き生きしているので、引き付けられるものがあります。
何といっても、あの薔薇色の頬が印象的。
あんな血色のいいお肌になってみたいものです。
というわけで(ん?)、てっとり早く薔薇色の頬になれるチークをLancomeで購入↓。

見た目濃いピンクで派手に見えますけど、これが付けると意外になじんで可愛いんだな。

あ、話が逸れたけど『ミス・ポター』は英語も綺麗な発音でわかりやすいので、吹き替えなしの字幕版を見ることをお勧めします。
劇中でユアン・マグレガーが歌う曲で、「Let me teach you how to dance」(”ダンスを教えて”)という曲と、エンドロールで流れるケイティ・メルアが歌う「When you taught me how to dance」(”あなたがダンスをおしえてくれた”)も名曲ですよ。

ちなみに、ストーリーはビアトリクスの半生を描いてはありますが、史実に忠実というわけではありません。
ピーター・ラビットのコンプリート・ブックに載ってるビアトリクスの経歴を見ても、いくつかの相違点がみられますし。
しかし、ストーリーの最大の見どころは本当の話です。
まさに事実は小説より奇なり。
ビアトリクスとノーマンの愛の結末に涙、涙なのでした。