Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

ビブリア古書堂の事件手帖5 〜栞子さんと繋がりの時〜

またまたご無沙汰してしまいゴメンナサイ。
皆様、お元気ですか?
前回の日記更新時のお天気とは真逆の寒波が続きますね。
土曜日まで仕事だったのですが、あまりの寒さに心が折れそうでした。
来週も土、日ともに仕事だよ。とほほ。
いよいよ今抱えている仕事もクライマックスを迎えつつありまして、あと何日とカウントダウンしている日々です。
ああ、なんでもいいから、早く終わってくれいっ!
そんなわけで相変わらず潤いのない日々ですが、読書したり、DVD見たりは結構してるかなー。

この前、仕事関連の書籍を探しに久々に大型書店に行ったら、珍しく欲しい本があれこれ目についてしまい、物欲を抑えるのが大変でした。
宮部みゆきさんの新刊も出てたけど、レビューを見たらマイナス評価が多かったので悩み中。
シリーズものだけに、読まないとなんか気持ち悪い気はするんですけどね。
あとは同僚さんとの会話で話題になったばかりのマララさんの本とか、タイトル&装丁買いしそうになった『はなとゆめ』(漫画じゃないよ。清少納言のお話なの)とか色々気になりつつ、最新刊が出てたので↓ビブリア古書堂シリーズを購入。

感想は、相変わらずの安定した面白さでした。
この安定した面白さってなにげに大事だと思うのよね。
シリーズ物って、ヘタすると巻数を重ねるごとにダレてきて、面白くなくなったりするんだけど、これは毎回おもしろいです。
主人公カップル(厳密にはまだなってないが)の進展具合も亀の歩みだとしても、確実に変化してるしねー。
今回はエピローグとプロローグにちょっとした仕掛け(?)があり、最後まで読んでほぉーっとなりました。
ラストはあのキャラのまさかの再登場も匂わせて終わってるし。
なかなか次巻も期待できそうです。
ストーリーも、これまでの五浦くん目線に加えて、話の要所要所でサブキャラの視点に切り替わるのが面白かったな。
それまで表面的ないい人としてしか描かれてなかったキャラの裏の顔(?)も垣間見えたし。

扱っている古書の中で一番興味深かったのは、今回はやっぱり手塚治虫ブラックジャックでしょう。
学生時代に、学校の図書館でさらっと流し読みしたことはあるけど、そういやちゃんと読んだことないのよね。
アニメ化や実写化もされてるから、なんとなくストーリーは知っているものの、漫画版にも色々な種類があったり、同じ巻数の漫画でも、収録作が違っていたりするだなんて、全く知らなかったよ。

殺人事件はひとつも起こらないミステリーですが、著者の古書に対するリサーチが行き届いている(あとがきではビブリアを書いていると蔵書が増える一方だとか)ので、本好きにはたまらないストーリーです。
物語は終盤に差し掛かっているとあるので、あと2巻ぐらいで終わりかなー。
栞子さんと母親との確執、そして、あの犯人との再対決がどうなるのか楽しみ。
4巻と5巻の間が10ヶ月も開いたから、次巻はそれ以上にならないようにします、との著書の言葉を信じて、続きを待ちたいと思います♪