シャーロックホームズ
昨日書いた通り、日常が極めて多忙かつ無味無乾燥なので^^;、今日は最近見たDVDのお話を。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/11/23
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ずいぶん前に実はシャーロッキアンなんです的なことも書きましたが、それにしては見るの遅すぎですよね。^^;
いや、なんか、やっぱり子供の頃からホームズについては刷り込まれてるイメージがあるために、この新生ホームズを見るのって多少の勇気がいったというか。
私の中に確固としてあるイメージといえば、やっぱりシドニー・パジェットの挿絵のホームズであり、故ジェレミー・ブレッドが演じたこれぞクラシカルなホームズですからね。
そんなホームズを偏愛する私から見たロバート・ダウニーJr.演じる今回のホームズですが、結論からすると、なんだ、全然ありじゃん、と。
原作を聖典扱いしてる人から見たら、とてもじゃないけどこんなのホームズじゃねぇよっていう意見もあるかと思いますが、私はむしろ割と原作に近い感じがしました。
原作のホームズもボクシングとか日本の武道バリツ(おそらく柔術が訛ったもの?)に通じてるという記述があるぐらいですから、この肉体派ホームズは私には全然意外でもなんでもなかったな。
そして、もうひとつこれぞホームズだわ、と思ったのは、ワトソンにしか執着しないところ。(大笑)
あの手この手でワトソンの気を引こうとするホームズがお茶目で可愛い♪
ジュード・ロウ演じるワトソンはカッコよすぎではありますが、これもま、ありかな、と。
退役軍人なんだから、銃器の扱いに優れていたり、武術にも長けてるという設定にしても違和感はないですよね。
原作ではホームズに忠実な下僕扱いですが^^;、あの世界一偏屈で理解しがたいホームズから唯一信頼されてることを考えたら、ワトソンって人も結構非凡な人だと思いますよ。
ホームズが側にいるからその非凡さが目立たないだけで。
ホームズの扱いを心得てるぐらいですからねぇ。
映像も産業革命真っ只中の混沌としたロンドンの風景をよく表してるなぁと思いました。
ちなみに、冒頭のシーンは『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』↓を意識してる!?
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2007/10/26
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そして、もうひとつ気になったのは、悪役のブラックウッド卿のビジュアルは故ジェレミー・ブレッドのホームズを意識してるのかな、と。
今回新たなホームズ像を作り上げるにあたって、その敵役をこれまでのホームズを彷彿とさせるビジュアルに設定することで、定番化していたホームズ像を壊したかったんじゃないかなあ、なんて考えちゃいました。
別に原作を知らなくても楽しめる映画ですが、原作とかそれまでのホームズもののドラマや映画を知ってると、こんな風に色々想像できてより楽しめますね。