Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

The Nature Notes of An Edwardian Lady

3連休初日は天気予報どおり、雨で寒かったです。
この天候のせいなのか、今日は久々にまとわりつくような頭痛が。(^_^;)
チェストの洋服を整理したり、部屋の掃除をしたり、と地味ぃに過ごしましたが、途中でもう無理、と寝てしまいました。
でも、やりかけて寝てしまうとやはり気になってしまい、結局1時間ほどで起き出し、どうにかこうにか作業を完了させましたが。
無理やり起きた後遺症で、やっぱり微妙に頭痛は残ってるなー。
ということで、今日は早めに更新してくったり寝ることにします。

先週の蘭展からなにやらお花ネタが続いておりますが、今日もお花関係です。
リアルな花、ドライフラワー、ときて、今日はというと、素敵な花の本をご紹介。
少し前に『海の古書店』さんよりThe Nature Notes of An Edwardian Ladyという洋書が届きました。
(amazonの洋書コーナーでも発見↓。)

Nature Notes of an Edwardian Lady

Nature Notes of an Edwardian Lady

表紙を見た瞬間好みだわーと思ったのですが、中を開けると想像以上の世界が広がっていました。
1906年、Edith Holdenというひとりのイギリス人女性が描き(書き)記したのが本書です。
出版される前はNature Notesと名付けられていただけあり、12ヶ月に渡って動植物の様子が克明にスケッチされています。
Warwickshire州のKnowleという村で挿絵画家としてのキャリアをスタートさせたEdithは、自然への深い愛情をそのスケッチに込めて描いています。
繊細かつ緻密、そして温かみのある彼女の水彩画は、ため息ものの美しさですよ。


花、植物、木の実、小鳥、蝶、野うさぎ、キツネ、と、彼女の観察眼は彼女の周りに存在するあらゆるものに向けられています。
中には私が大の苦手、その名を口にするのも嫌なうにょーんと長くて足のない生物まで描かれているのには参りましたが。(^_^;)
さすがにそのページは開けない。
っていうか、うっかり開かないために、マスキングテープで封印する予定。(おい)

ま、それはともかく、自然に対して本当に深い愛情を持っていた人である、ということはNature never did betray...「自然は決して裏切らない」という一文で本書が始まっていることからもよく分かるでしょう。

本書のカバー見返しによると、49歳の時、彼女はテムズ川で溺れ死ぬという悲劇的な死を迎えています。
それも栗の木から実を集めている間の出来事だったそう。
自然と共に生きた彼女の最期が自然によってもらたされた、というところに何か皮肉な運命の巡り合わせを感じてしまいますが。

最後に、2月のページに載っていたコールリッジの詩が素敵なので載せますね。

All Nature seems at work.
Slugs leaves their lair.
The bees are stirring-
Birds are on the wing:
And Winter slumbering
In the open air
Wears on his face.
A dream of spring.
S.T.Coleridge

今日のお花

白いカトレアはこれ1つだけ咲いていたのですが、これだけで十分存在感がありましたよ。