Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

小暮写真館

連休中日は3日ぶりの上天気でしたね。
昨日が肌寒かったので、今日晴れたら冬支度をせねば!と密かに思っていたところ、あっさりとそれが裏切られるぐらい暑かったですし。
おかげで、洗濯とか掃除ははかどりましたけど。

あ、今日はちゃんと7時前起床で、午前中は溜まっていた家事を片付け、午後からは整体、そして母と『し〇むら』に行くという非常にアクティブな一日でした。
相変わらずうちの母は『し〇むら』で爆買いしてましたよー。(笑)
私もプチプラで可愛いお洋服などゲットしましたが、それについてはまた後日。

さて、秋と言えば味覚だけではなく読書の秋でもありますね。
もちろん、わたしもちゃんと読書してますよー。
本は心のビタミン剤。
そして、知性と感性を育てる必須アイテムでもあります。
もっと色んなことを知って、『賢い人』になりたいので、なるべくジャンルに偏りがないように選書したいところですが、やはりお気に入りの作家さんの新刊に出会うと素通りは出来ません。
ってことで、3年ぶり(!?)の宮部さんの現代モノをただいま読み進めてるところです。

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

え、読了したんじゃないの?ってツッコミが来そうですが、ええ、実はまだ読んでる最中だったり。
だって、これ722ページもあるんですよ。
普通なら分冊されてしかるべきなのに、宮部さんたっての希望で1冊になってるという。
分厚い見かけに比べて、持った感じはそれほど重くはないものの、やはり嵩張るので携帯するには不向きです。
私は病院など待ち時間があらかじめたっぷりあると分かっている場所には無理やり持っていって読んでますけど。
そうやって、隙間時間を見つけちゃ読み進めて、現在2章まで読み終わり、3章に突入したところ。(全4章)

で、これまでの印象はというと、分厚いページ数にも関わらずさくさくと読めてしまうあたりに、宮部さんの並々ならぬ筆力を感じます。
そして、宮部さんはやっぱり少年少女を書くのがうまい!
久々に高校生男子が主人公なんですが、この子がとってもいい子でさー。
昨今の男子高校生にこんないい子がいるのだろうか?という疑問はさておき、『花ちゃん』こと花菱英一君は、ここで「うん」って頷いちゃったら絶対墓穴掘って、面倒なことに巻き込まれるんだよなって場面で、分かりすぎるほど分かっちゃいながら、絶対に「うん」って頷いちゃうような子なんです。

そんな『花ちゃん』は両親が古い写真館の建物を住宅として購入したことで、小暮写真館に引っ越してきます。
息子を『花ちゃん』と呼ぶ一風変わった両親は、小暮写真館を必要最小限リフォームするだけにとどめたため、今でも営業していると勘違いした女子高生からある日1通の心霊写真が持ち込まれることに。
これが、全ての事件の幕開けとなるのでした。

物語は推理小説というより、心霊写真という形で持ち込まれた写真の背景を『花ちゃん』たちが探っていくうちに、その写真が生まれるきっかけになった人々の心の闇や痛みに触れて、色んな感情を知り、少しずつ『花ちゃん』が成長していくという感じ。
ミステリーというよりはジュヴナイルと捉えた方がいいのかも。

『花ちゃん』を取り巻くそれぞれのキャラもキャラ立ちしてていいです。
私は『ゴゲパンちゃん』が好きだなー。
小学生の頃から『ゴゲパン』と呼ばれながらも決して傷ついてる素振りは見せない前向きな女の子なんだけど、この子についても宮部さんは大どんでん返しを用意してるんですよね。

『花ちゃん』にまつわる人々の話から、最後は主人公である彼の物語へと収束していくと思うのですが、そこに関わってくるのが4歳で亡くなった妹、風子のことなのかな。
雑誌の書評ではラストで号泣、とあったので、結末を先に見たいのを我慢して読み進めることにします。
もう既に読んだよって人は、言わないでね、結末。(言われたら別の意味で号泣だわ^_^;)

この後は長野まゆみさんの『野川』も控えている(これまた雑誌の書評が良かったので読むのが楽しみなのです)から、とにかくペースアップして読まなきゃね。

今日のカード

今夕、ツネットさんから届いたばかりのカードをご紹介。
可愛いクマちゃんが時計の周りに3匹も!
お母さんへのBirthday Cardってことで、開けると中には薔薇の花を1本抱えたクマちゃんがいるんですよ。
カードの送り主のRay君はよっぽどママのことが好きだったらしく、xxxxxxxxxxって10個もx(=kiss)が並んでました。可愛い♪