ジャックと豆の木と

日中はまだまだ残暑厳しく、我が家の庭も燦々と陽光を浴びているんですが、そんな庭にあって涼しい緑陰を作り出している一角があります。
それがこちら↓。

今を去ること数年前、弟が友人から貰った、と小さなコケ玉を持って帰って来ました。
和テイストの渋い小皿に乗ったコケ玉には、何故か南国風の木がちんまりと。

姉：「これ何の木？」
弟：「ジャックと豆の木。」
姉：「は？」
弟：「ジャックと豆の木。」

「ジャックと豆の木は童話じゃない！」と突っ込んだのは言うまでもありませんが、結局正式名称も分からないまま、この木はしばらくコケ玉として部屋の中に置かれることになったのでした。

が、やっぱりジャックと豆の木だからなのか、どうにもコケ玉の状態では窮屈になってきた木を見た弟は、ある日姉の許可なく勝手に花壇の隅にこれを植える、という暴挙に。(^_^;)
せっかくレイアウトを考えて植えてる花壇がこの木で台無しだわ、と当初は怒り狂ったものですが、そんな私の怒りなどどこ吹く風とばかりにすくすくと成長したジャックと豆の木は、今では私の背丈を軽く越すまでになりました。

そんな成長したこの木、意外と育った姿を見たら、良い姿かたちをしてるんです。
白っぽい幹がすくっと伸びた先にツヤツヤした葉っぱが生い茂ってるって感じなので、木の割には鬱陶しくないですし、てっぺんに生えてる葉っぱのおかげでその下はいつでも心地よい日陰に。
この木の下にガーデンテーブルを移動させると、涼しく花の植え替え作業が出来るので重宝してたりします。

さて、そんなジャックと豆の木の下に、今度は祖母がデイサービスで貰ってきた朝顔を植えました。
すると、この木の幹を支柱代わりにして、朝顔はどんどんと蔓を這わせていき、こんな面白い光景が生まれましたよ。

分かるかな？
ジャックと豆の木にハンギングしてあったアメリカンブルーに朝顔が混じって咲いてるんです。
同じ青系なので、アメリカンブルーが突然変異したみたいに見えないこともないですよね。

このままジャックと豆の木らしく、朝顔の蔓はどんどん上に伸びていくのかなー。

今日のカード

ブーケを手にしてお行儀よくお座りしたウサちゃん♪
ピンクに染まったほっぺたとちょこんとスカートから出てる足が可愛いの。(^^)

追記
谷啓さんが亡くなられました。
『笑う犬の冒険』の冒頭、ブラックスーツでカッコよくMCをしていた姿が昨日のことのように思い出されるのですが、あれから１０年が経ってるんですね。
謹んでご冥福をお祈りします。