Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

Snow White

おはようございます。
今日からしばらく表向きは休日、しかし、実態はそれとは程遠い生活を送らねばならないであろうRosemaryです。(なんだかまどろっこしい言い方ですみませんね。^_^;)
要するに休日なのに休日じゃねーよ、的なお休み期間です。

それはさておき、諸事情により今日は朝から更新しておきます。
本日ご紹介するのはこちら↓。

童話と言えば、『シンデレラ』か『白雪姫』を頭に思い浮かべる人も多いのでは?
というぐらい定番中の定番、『白雪姫』のラベルが素敵なローションボトルです。
ロゴがカッコイイものはたくさんありますが、こういうオトメなローションボトルのラベルって珍しいような。

きっとこの当時の女性たちはこれを使ってお肌のお手入れをしてたのね、と思いつつ、よーくラベルに書かれた英語を見てみると…
FINGER WAVE LOTIONって書かれてますよ。
つまり、指につけて使う整髪料。
なーんだ、化粧水じゃなかったのね、とちと拍子抜けですが、美しい巻き毛を維持するためにこういったものが必要だったんでしょうかね。

本当なら庭の薔薇を生けたいところですが、生憎とこの炎天下により、我が家の薔薇も小休止中、ということで、old roseな風合いが素敵なシルク・フラワーで代用してみました。
これはこれで似合うかも♪

さて、本家本元のグリム童話版『白雪姫』にも触れておきましょう。
通常私たちが思い浮かべるストーリーと言えば、ディズニー版のほうですよね。
継母に虐待された白雪姫が7人の小人たちに助けられながらも、継母の策略により毒リンゴを食べ仮死状態に陥ったところを、通りかかった王子様のキスによって生き返る、というロマンスの王道なストーリーですが、グリム童話ではそのロマンスのかけらもないようなストーリー展開。

ってか、むしろ非常に怖いです。
だって、齢7歳の娘(初版では継母ではなく実母の設定)のほうが自分より美しいと鏡に言われたからって、猟師に「鉄砲で撃ち殺しておしまい!」ってなこと言いますか、普通。(ーー;)
哀れに思った猟師は獣の肝臓を白雪姫のものと偽って王妃に渡すんですが、なんと今度はそれを塩茹でにして食べてしまう、と。ゾゾゾーッ!!

のちに、鏡により白雪姫が生きていることを知ると、物売りに化けて腰紐で絞め殺そうとしたり、毒つきの櫛で頭を刺したり、とあの手この手で殺害を測ろうとするところに、執念を通り越した妄執めいたものまで感じます。

そのつど白雪姫のほうは小人たちに命を救われるわけですが、一向に学習能力がないのか、「知らない人が来たら扉を開けちゃダメ!」と小人たちに言われていたにも関わらず、三度扉を開けてしまうんですね。
実は、美しいだけが取り得で、頭はからっきし弱い(失礼!)お姫様だったんじゃないの?と思わずにはいられないこの愚行。(ーー;)

こうしてまんまと毒リンゴを食べてしまった白雪姫を前にして、小人たちが途方に暮れたのは言うまでもありません。
一度目、二度目と違い殺害の手口がまったく分からないので(毒リンゴはすでに白雪姫の口の中ですもん)、助けようもなかったんですね。

そこに登場したのが真打、王子様。
仮死状態に陥り青ざめて横たわっている白雪姫を見て、「死体でもいい。この姫を是非に!」と所望したとか、しなかったとか。
ちなみに、この時点で白雪姫10歳ですよ。
10歳の、しかも息絶えている娘を見て、「死体でもいいから」と連れて行く王子様もどうなのー。
私はこれを読んだ時、即座に王子は死体愛好家か?と思ったのですが、どうやらそう言った記述のある版も存在するようですね。
こっわー!!

そんなこんなで変〇(あえて自主規制^_^;)な王子様に連れ去られた白雪姫は、途中王子様だか家来かがうっかり躓いたことにより、器官に詰まっていた毒リンゴを吐き出し、めでたく復活。
どんだけ悪運が強いんだ、このお姫様。(^_^;)

ふたりは当然のごとく手に手を取り合い、華やかな結婚披露宴を催すのですが、その余興はというと、真っ赤に焼けた鉄の靴を履いた王妃の死のダンス!
受けた恨みは10倍返し、でも足りないぐらいな白雪姫の意趣返しに、げに恐ろしきは女、と同性ながら背筋がゾワゾワしてしまうのでした。
怖い×2!!

寝苦しい熱帯夜が続く今日この頃、精神的に涼しくなりたいわって人にはいいかも、なグリム版『白雪姫』。(そんなススメ方ってどうなのよ?)

でも、間違ってもお子様は読んじゃダメですよー。
お子様は夢とロマン溢れるディズニー版で、ね。

今日のカード

お口直しに可愛いカードをどぞ。
三毛猫ルーク君と一緒に頂いたイースター・カードです。
エッグ型で可愛い♪