Ring-A-Ring-O'Roses【解答編】
3連休の中日も良い天気ですね。
アウトドアを楽しんだり、旅行に行かれている人も多いのでは。
私は地味に過ごしてますが。(^_^;)
さて、昨日の予告通り、今日は先日ご紹介したNursary Rhymesの解答編です。
その前に、詩のおさらいをもう一度。
Ring-Aring o'roses
A pocket full of posies,
A-tishoo! A-tishoo!
We all fall down.
薔薇の花輪をつくろうよ
ポケットにはいっぱいの花
ハックション! ハックション!
みんないっしょにぱたんとたおれた
というのが、表向きの遊び歌ヴァージョンなんですが、実はこの詩、全篇に渡って1664年から1666年にかけ、ロンドンで約7万人が犠牲になったペストのことを歌ってるんですよ。
rosesはペストの赤い輪型の発疹のrosy rashを。
possiesはペストの毒消しとして人々が持ち歩いたハーブの束を。
くしゃみを表すA-tishoo! A-tishoo!はこの病気の末期症状を。
そして、all fall downはだれもがみな亡くなることを意味していると言われています。
一見無邪気な遊び歌にこんなブラックな意味合いが隠されてるんですねー。
このギャップもまたNursary Rhymesの特徴であり、魅力と言えるのかもしれませんが。
ブラックなNursary Rhymesと言えば思い出すのが、由貴香織里さん(花とゆめ系のマンガ家さんです)の伯爵カイン・シリーズ。
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私はカインの執事・リフが好きだったなー。(ラストがちょっとリフ・ファンとしては(T_T)でしたが)
同士の方、いらっしゃるかしら?
ちょっとドロドロとしたサスペンスフルなストーリーがお好きな方、そしてブラックなNursary Rhymesの世界観に触れてみたい方にはオススメのマンガです。