Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

precursor of the Inka Empire The Golden Capital of SICAN

世間的には明日から3連休という人が多いと思いますが、私は仕事の都合により分断されてしまったので、3連休ではなくバラバラに3日休みを取るハメに。(^_^;)
ってことで、今日は休みでした。
3連休じゃないのは残念ですが、人が仕事のときに休めるので返って好都合な面も。
実は3月14日から県立美術館で開催されている『黄金の都シカン展』に行きたかったんです。
でも、土日とか絶対人がいっぱいだろうなーと思って諦めていたら、平日に休みが取れたので、今朝はいそいそと行ってきましたよ。

歴史好きなのは以前にも書きましたけど、シカン文明も前からTVとかで特集しているのを注目して見てたので、今回実物を見られてとぉってもラッキーでした。
思ったほど混んでなかったし、何より騒ぐ子どもがいなかったため(よく美術館や博物館に年端もいかない子ども連れで来る親子がいるけど、私はあれが大の苦手)、ゆっくりと鑑賞することができました。
副音声ガイドを勧められて初めて借りたのですが、分かりやすくていいですね。
ずらっと書かれている解説を読むより早いし。


展示の方は第一展示室と第二展示室に分かれていて、見ごたえがありました。
やはり目を引くのは黄金の副葬品たち。
シカンの人々は高度な彫金技術を持っていたそうで、薄く伸ばした金に様々な細工を施したり、加工した作品がたくさん見つかっています。

赤い方のポストカードは黄金製の大仮面(中期シカン:950〜1100年頃)、黒い方のポストカードは同じく中期シカン時代に作られた儀式用のトゥミと呼ばれるナイフです。
アーモンドのように吊り上った目が中期シカンの特徴だとか。
目に使われている青い石はトルコ石です。


この外にも砒素青銅で出来たトゥミなどの道具や、シカンの神様や動植物が描かれた黒色土器など色々見ることが出来ます。
シカンを含むアンデス文明は紀元前3000年頃に起こり、16世紀にこの地にやってきたスペイン人に滅ぼされたと言われていますが、そのスペイン人たちも驚くほど高度な文明を持っていたということが、様々な展示物からも伺えます。
ただ、これほど高度な文明を持っていながら、私たちが日常当たり前のように使っている文字や車輪の発明はしなかったというのだから不思議ですね。
でも、文字は残っていなくても、発掘された出土品やミイラなど物言わぬ遺産の声を聞き、謎を解明していくんですから、人間の英知というか探究心というのはやっぱりすごいの一言に尽きますね。


できればシカン文明を詳しく解説した図録が欲しかったのですが、あまりの分厚さに断念。(だって、あんなの置く場所がないよー^_^;)
代わりに↓の公式ガイドブックを購入。


短冊形式の30ページほどの本ですが、アンデス文明の入門編としては分かりやすくていいかな、と。


あと、館内にいる間ずっと流れていたテーマソングが気に入ったのでCDも購入。
サンポーニャケーナの音色が耳に心地よくて、入眠用にも良さそう。
演奏しているのは瀬木貴将さん。
聞き覚えのある音色だなーと思ったら、CDのブックレットに『チョーヤの梅酒』とかのCMソングやポルノグラフィティの『アゲハ蝶』にもフィーチャリングされるとあって納得。
道理で馴染みがある音色なわけだわ。
素朴で温かみがあって、懐かしいような音色ですよ。

ちなみに一緒に写っているのは、キティちゃんのシャーペンですが、シカン文明ヴァージョンです。
なぜにキティちゃんとシカン文明がコラボしているのかは謎ですけども、アルパカのイラストとキティちゃん版のトゥミが付いてるのについつい一緒にお買い上げしてしまいました。(笑)


平日のひと時を静かな美術館でゆったりと過ごして、リフレッシュできた1日でした。

ランチも美術館でしたんで、3時間ぐらいまったりといたことになりますねー。
その後、帰り道でもう1箇所素敵なところに寄り道したのですが、それはまた明日書きます。


今日の動物&イースターカード

三輪車に乗ったウサちゃんのカードを見て、ふとなんか見覚えがあるなあと思ったら、この隣に写ってるイースターカップの絵柄と似てるんだわ、と。
色合いも同じようなブルーですよ。


今日のお花

通りすがりの喫茶店の植え込みにナニワイバラ(難波商人が持ち込んだからこの名前が付いたそうですよ)が咲いているのを発見して、ついパシャッっと。
まだ3輪ほどしか咲いてませんでしたが、キレイですよねー。
うちにも欲しいなー、このバラ。

kkoma
さんから来た可愛い子。


cotoriさんというハンドメイド作家さんが作られたフェーヴ風の赤ずきんちゃんセットです。
とっても小さいんですけど、よくできてるでしょ?
ちょうど赤ずきんちゃんの切手があったのを思い出したので、一緒に撮ってみました。
切手はハンガリーの童話切手です。
他にも童話切手はあるので、またおいおい紹介しますね。