銀バラと銀薔薇
やっぱり今週も忙しくてヘロヘロでしたが、頑張ってヨガに行ってきましたよ。
ちびっ子並み(?)に代謝がいい私は既に滝汗状態。
今からこんなんで本当に夏は越せるのか?
あ、でも、ちょびっと嬉しいことがありました。
「痩せた?」って言われたんですよ。
昨日会った人にも「綺麗になってて、最初誰かわからなかった」と。
マジっすか?
この前実家に帰った時には、両親からは「太った」と言われたのに。
たった数週間で痩せたってことかしらん!?
ま、先日、元同僚ちゃんが−20kのダイエットに成功したのを知り、私もがんばろうっ!と、間食を我慢したり、食事するときは野菜から食べたりとかはしてたんですが。
この調子で夏までに痩せるといいなーってことで、帰ってきてからも疲れてたのに、お部屋を大掃除しつつ夏仕様に変えましたよ。
やっとこれで快適に過ごせます。ふう。
そんなこんなの1日だったので、今日はブログに載せる画像がありません。
代わりに、最近買った本について書きますね。
最近買った、とは言っても、元は学生時代にハマっていた小説、今でいうラノベのはしり、乙女の愛読書コ○ルト文庫で一世を風靡した藤本ひとみ先生のユメミと銀のバラ騎士団↓のリライトなんですけどね。
月光のピアス―ユメミと銀のバラ騎士団 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
- 作者: 藤本ひとみ,しもがやぴくす,みらい戻
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/06
- メディア: 文庫
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星影のブレス―ユメミと銀のバラ騎士団 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
- 作者: 藤本ひとみ,しもがやぴくす,みらい戻
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/09
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今さらながら、鈴影さんのアニメちっくな髪の色に衝撃を受けたよ。
そういや、当時もこの髪色はないんでは、という論争があったような…
流れるような黒髪が何故明るいグリーンになったのか、今もって謎だわ。
えー、それはさておき、リライトされた銀薔薇(表記がカタカナから漢字に変わってる)は↓のような感じ。
夢美と銀の薔薇騎士団 序章 総帥レオンハルト (ビーズログ文庫)
- 作者: 柳瀬千博,えとう綺羅,藤本ひとみ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2013/04/15
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- 作者: 柳瀬千博,えとう綺羅,藤本ひとみ
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- 作者: 藤本ひとみ,柳瀬千博,えとう綺羅
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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主人公ユメミだけが、ふわふわの背中まであるくせっ毛から、ふんわりボブカットにイメチェンしてより今風になってますね。
変わったのは、今回ひとみ先生が原作で柳瀬千博さんという方が新たに文を書いてるということ。
でも、読んでみたら、ほとんどひとみ先生の文体をそのまま踏襲されてました。
よくユメミやマリナなどの主人公が使っていた「うわーん」とか「えっへん」なんて言葉も相変わらずですが、今読むとやっぱりちょっと古臭いというか、妙な違和感が。
そういうところを手直ししても良かったんじゃないかなあ、と思わないでもない。
柳瀬さん自身が銀バラの大ファンだったらしいので、なるべくひとみ先生の文体は崩したくなかったのかな、という気もしますが。
一番大きく変わった点は、ストーリーの途中で鈴影さん視点が入ってきたこと。
今までは一貫してユメミの視点だったので、一体鈴影さんはどの辺りからユメミのことを好きになっていったのかとか想像するしかなかったわけですが、リライトされたものを読むと、最初から好きだったらしい!?
おい、四誓願はどうした?というツッコミを往年のファンとしてはせずにいられないのですが。
というか、ユメミを好きな理由が旧作では銀バラの掟に雁字搦めになっている鈴影さんのかなり偏った価値観をユメミがことごとく破っていった、というのが大きかったと思うのですが、今作では最初から幼少時に恵まれなかった母性の代償としてユメミに惹かれるという安易なマザコン的理由でちょっと、かなり、がっくり。
ええ、ええ、わかってましたけどもね。
ひとみ先生の描くヒーローってシャルルも和矢もみーんなマザコンですもんね。
それにしても、旧作での鈴影さんのイメージがあまりにも高潔な孤高の人という感じだったので、彼視点を読むと、ああ、なんだか普通の人になっちゃったなあという一抹の淋しさを感じます。
まあ、旧作の鈴影さんがとても18歳とは思えない老成した人でしたから、それを考えると、等身大の男の子らしさを出したかったのかもしれませんが。
とりあえず、旧作で出ている『緋のチェイカー』までは、大筋は変わらない気がするので、往年のファンとしてはその先を早く出してください、と切に願いまする。
『赤いモルダウ』とクロスしたところで、プツッと出版が途切れ、早20数年。
もういい加減待ちくたびれました。
ってか、待ちくたびれたファンの方が書いてる二次創作の方がよっぽど出来がいいんで、それを上回るものを出してくれるのか、という妙な心配も。
妄想の余地ありのままにしておいてくれた方がよかったのにー、という結末にならないことだけを祈ります。
なんだか、あとがきでのひとみ先生の書いてることを読んだら、『鑑定医シャルル』に成長したマリナを出すことも考えてるっぽいけど。
う、それは、シャルルファンとして嬉しいような、怖いような。
これで、やっぱりマリナに振り向いてもらえなかったら、シャルルが可哀そうだよー。
みんな幸せになるような結末にしてください。