ヴィンテージ絵本 The ENCHANTED EGG その4
今日の更新でThe ENCHANTEDEGGは最終回です。
魅惑の卵がもたらした魔法の正体をお楽しみくださいね。
みんな集まって中を覗き込みました。
「おお、なんて素晴らしいんだ❗️まったく実に素晴らしい❗️」とディンキーは叫びました。
「高い塔のあるお城が見えるぞ❗️」
「鎧を着た騎士が白い馬に乗ってるのが見えるよ」と綿毛の黄色いアヒルが大声をあげました。
「私はバルコニーに妖精の王女がいるのが見えるわ」とコマドリ夫人が囁きました。
フクロウひいおばあさんは遠近両用眼鏡を外し、涙をぬぐいました。
「私が若かった頃、そのような絵を見たことを思い出すわ」と彼女はため息をつきました。
彼らは長い間素敵なシーンを見ていました。
それから、フクロウひいおばあさんは家に帰る時間だと言いました。
「でも、明日戻ってくるわ❗️」と彼女は約束しました。
そして彼女は深い松林にさっと舞い降りました。
「もしよろしければ、しばらく滞在したいのですが」とコマドリ夫人が物憂げに言いました。
「ぼくもです❗️」と綿毛の黄色いアヒルが言いました。
「ああ、ぜひとも❗️」とディンキーが叫びました。
「ピクニックをしよう❗️」
彼は小さな家に飛び込んで、クッキーとミルク、そして赤いチェックのテーブルクロスを持って戻って来ました。
それから彼は魅惑の卵の横にある芝生に布を広げました。
「ぼくはピクニックが大好きなんだ」と彼は言いました。
「でも、招待する友だちがいなかったので、ピクニックをしたことがないんだ❗️」
「それでは、今はあなたには私がいますよ❗️」とコマドリ夫人が叫びました。
「そして、ぼくもいるよ❗️」と綿毛の黄色いアヒルは鳴きました。
彼らは芝生の上に足を組んで座り、クッキーとミルクを食べました。
そして、彼らは魅惑の卵の中の素晴らしい絵を見続けました。
騎士たちはお城の下で白井馬に乗って行進し、妖精の王女はバルコニーから見下ろしていました。
頭上に星が1つずつ出てきました…
おしまい。
魅惑の卵が淋しかった妖精のディンキーに素敵な友だちを連れてきてくれたお話はいかがでしたか❔