ヴィンテージ絵本 Moonymouse その1
今日からご紹介するのは、Moonymouseというヴィンテージ絵本です。
タイトルの意味は「夢見るネズミ」かな。
でも、本文中では名前としてそのままムーニーマウスとしますね。
テキストの文字は大きく、とても簡単な英語で書かれてるので、年少さん用の絵本かなと思います。
1958年発行でHelen&Alf Evers作です。
奥さんのHelenがイラストレーターで旦那さんのAlfは歴史家だそうですよ。
ふたりが手掛けたChildren Bookは50冊もあり、そのほとんどは寓話なんですって。
では、お話の方にどうぞ。
太ったブタはトウモロコシを食べる時、夢を見ませんでした。
彼はただトウモロコシを食べることだけ考えていました。
犬は猫を追いかけた時、彼も夢を見ませんでした。
彼はただ猫を追いかけることだけを考えていました。
でも小さなムーニーマウスは違いました。
彼はいつも夢を見ていました。
彼はチーズを食べた時、春に森の中を歩くことを夢見ました。
そして、春の森で歩いた時、ムーニーマウスはチーズを食べることを夢見ました。
彼が家族のネズミの穴に入ろうとした時、ムーニーマウスは月を夢見ていました。
つづく。