絵本 おたんじょうびのおくりもの その2
今日は整体、歯医者、美容院となかなかのスケジュールでした。
詰め込みすぎて、それ以外はどこにも寄れなかったのが残念ですが、メンテナンスは大事なんでよしとする。
今もう頭のてっぺんからつま先までほぐされて眠さマックスですよ。
では、お話の続きです。
おじいちゃんとおばあちゃんに手紙を書き始めたふたりですが「あっ、大変❗️」、サラのペンのインクがぽとりとたれてしまいました。
それを拭こうとして、今度はティモシーがインク瓶を倒してしまいました。
「うわぁ、どうしよう…」
「さあさあ、もう寝ましょうね」と声をかけに来たお母さんは真っ黒になったふたりにびっくり。
「おやおや、この子たちは誰かしら❔」
「ティモシーとサラだよ」
「手紙が出来たの」と得意げです。
すぐにこの手紙を送ってね、と念押しするふたりにお母さんは必ず送りますよ、と約束しました。
ベッドに入りながら「明日雪が降るといいなあ。そしたら帽子と手袋をして遊ぶんだ」とティモシーが言うと「早く春になっておじいちゃんとおばあちゃんのうちに行きたいな」とサラが言いました。
それから2日経った朝、おじいちゃんとおばあちゃんのうちに1通の手紙が届きました。
ふたりからの初めての手紙ですが、ひっくり返したり、逆さにしてもどこにも字は書いてありません。
それでも、おじいちゃんとおばあちゃんは長い間手紙を見ながらニコニコ笑っていました。
おしまい。