絵本 おたんじょうびのおくりもの その1
マジで寒いですね🥶
口を開けば、もはや寒いしか出てこない今日この頃。
この猛烈寒波いつまで続くのかなあ(うんざり)
そして、オミクロンもどんどん増えてますよね。
新年早々暗澹たる気持ちになっちゃいますが、今日も気持ちがほっこりする絵本を紹介しますね。
冬の絵本、冬の絵本、とがさごそ漁ったら、とっておきの可愛い絵本が出てきました❗️
1989年発行、芭蕉みどり作・絵のティモシー&サラシリーズ第一作「おたんじょうびのおくりもの」です。
このお話が刊行されてから30年を過ぎましたが、今も続いており、最新刊で15冊になる人気シリーズです。
ずいぶんと寒くなったある日、双子の子ねずみのティモシーとサラは窓の外を覗いていました。
今日は2匹の誕生日。
きっと郵便屋さんがプレゼントを届けてくれると待ちわびているのです。
そこにティモシーとサラ宛ての小包を持った郵便屋さんがやって来ました。
大きな箱を開けるとリボンをかけた箱が2つと手紙が入っていました。
おじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントです。
2匹は大喜び。
赤いリボンの箱にはマフラーと手袋と帽子が2つずつ、青いリボンの箱にはちいさな木のおもちゃがたくさん入っていました。
おばあちゃんお手製の帽子とマフラーと手袋を身に付けて、おじいちゃん手作りの木のおもちゃで遊んでいると、お父さんが帰って来ました。
でもティモシーとサラは遊びに夢中です。
そのうちひつじのおもちゃを巡って引っ張り合いっこになり、とうとうひつじは壊れてしまいました。
そんなふたりにお母さんは「台所で追っかけっこはやめてちょうだい。さあ、もうお食事よ」と声をかけました。
ふたりはお母さんお手製の誕生日ケーキに目を耀がやかせます。
「ケーキを食べる前に帽子やマフラーを置いてらっしゃい」と言うお母さんにサラは口を尖らせて「被っちゃままじゃダメ❔」と尋ねました。
とても気に入ったからです。
実はふたりが赤ちゃんだった時のセーターをほどいた毛糸で編んでくれたのです。
おばあちゃんは古い毛糸や洋服で綺麗なベッドカバーやクッションを作るのが得意で、裁縫をしながらおいしいパイやシチューも作ってしまうのです。
お父さんからのプレゼントは町で買ってきた大きなチーズのかたまりでした。
ご馳走を食べた後、お父さんはひつじを直しながら、おじいちゃんが村一番の家具作りの名人で、木の切れ端を集めておもちゃを作ってくれたことをふたりに話して聞かせました。
「ぼくたちいいこと考えたんだ」
ティモシーとサラが目をくりくりさせながら言いました。
「おじいちゃんとおばあちゃんに手紙を書くの」