絵本 しんせつなともだち
恐ろしいほど寒いですね🥶
南国高知でこの寒さですから、雪国はどんなにか寒くて、大変だろうと思いますが、くれぐれもお気を付けくださいね。
さて、今日も冬の絵本他にもあるかな、と探して出てきたのがこちら。
ファン・イーチュン作、君島久子訳、村山知義画の「しんせつなともだち」です。
初版は1965年の月刊こどものともに掲載されたようです。
こちらは第71版、2017年発行なので、かれこれ50年ぐらい読み継がれていることになりますね。
雪がたくさん降って、野山も真っ白になったある日。
こうさぎは食べるものがなくなったので、探しに出掛けました。
「おや、こんなところにカブが2つもあった」
こうさぎは喜んで1つ食べました。
もう1つは雪がこんなに降って、とても寒いので、きっとロバさんは食べ物がないでしょうと、持って行ってあげることにしました。
こうさぎがロバの家に来てみると、ロバは留守でした。
そこで、ロバの家にカブをそっと置いてきました。
その頃ロバは食べ物を探していました。
運良くさつまいもを見つけて、元気よく帰って来ると、カブがおいてありました。
どこから来たのかしら❔と不思議に思いながらお芋を食べてお腹いっぱいになったロバはヤギさんに持って行ってあげることにします。
ところが、ヤギさんは白菜を見つけて、元気よく帰ってきます。
今度は鹿さんにカブを持って行くことにします。
でも、小鹿は青菜を見つけて元気よく帰ってきます。
そして、家に置いてあったカブを見るとウサギさんに持って行ってあげることに。
こうして、優しさのリレーは回り回って最初のこうさぎのもとに帰って来たのでした。
それぞれの動物が全部食べてしまわずに、お腹を空かせているかもしれない友だちに届けてあげる、心優しいお話にほっこりしますね😃