Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

キッチンハーブの寄せ植え ~英国シェークスピアの庭のハーブ

日曜日は牧野植物園でハーブ教室でした。
今回のテーマは「キッチンハーブの寄せ植え~英国シェイクスピアの庭のハーブ」。
何故シェイクスピア?と思われるかもしれませんが、イギリスのストラッドフォード・アポン・エイボンにあるシェイクスピアの生家の庭にはたくさんのハーブが植えられているんです。
私も1度行ったことありますが、ストラッドフォード・アポン・エイボン自体がとても可愛らしい村です。
先生が訪れたときの写真をスライドで見ながら確認したところ、ゴールデンオレガノフェンネル、タイム、セージ、ラベンダー、パセリ、チャイブ、レモンバーム、ローズ、マレインの仲間、ワイルドストロベリー、チコリ、カモミール、エディブルフラワー、オーピンなど実にたくさんのハーブが植えられていました。
また、シェイクスピアの作品の中にもたくさんハーブが登場します。
先生曰く、「私たちがしきびを持っている人を見かけたらお墓参りに行くんだな、と思うように、シェークスピアはハーブの持つイメージを使って物語の場面設定をしたり、登場人物の性格を読者に想定させたりしている」のだそう。
先生のレジメの中にもいくつかシェイクスピアのハーブが登場する作品を紹介してくれているのですが、その中でローズマリーが登場するものを転記しますね。

There's rosemary, that's for remembrance; pray you, love, remember. (HAMLET Act 4, Scene 5)
「これはローズマリー、ものを忘れぬようにする花よ。ね、お願いあなた。私をお忘れにならないで。」
(愛するハムレットによって自分の父が殺されてしまったことを知り狂ってしまったオフィーリアが、ハムレットと間違えて兄のレイアティーズに花束を渡す場面。)

ローズマリーが記憶力を高める効果があることをうまく用いた場面ですよね。

というわけで、シェイクスピアにちなんだハーブ5種類を寄せ植えすることに。
参加者全員がすべて同じハーブではなく、少しずつ違っていましたが、私が植えたのはブロンズフェンネルカレンデュラ、ラベンダー、イタリアンパセリ、ゴールデンオレガノです。
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植え付けるコツとして、ラベンダーは多湿に弱いので、水はけしやすいように株の周りに鉢底石を敷き詰め、上にも軽石を置くと蒸れにくくなるんだそう。
今まで考えてみたらラベンダーって梅雨時になると一気にダメになちゃってたんですけど、これは植え付け方が悪かったんだな、と納得しました。
植物の生育状態が悪いときはその植物がどの地域出身なのか、調べてみましょう、とも言われました。
アルカリ性の土が好きなのか、弱酸性の土が好きなのかを自分で調べることが大事、と。
今や調べようと思ったら、誰でも簡単に調べられますもんね。
自分で動きましょう、ということも言われて、ちょっと反省しました。
なんでもやっぱり自分でやってみる、ということが大事ですよね。
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植え付け後の姿です。
とりあえず5種類寄せ植えにしましたが、生育状況を見て、ほかの鉢に移し替えてもいいそうで、先生のイメージでは最終この鉢では3種類ぐらい育てるのがベストだとか。
また、ハーブは惜しみなくじゃんじゃん切って使うことで脇芽が育ち、株が大きくなると、選定の仕方も習いました。
この中ではゴールデンオレガノイタリアンパセリがすでに育ちすぎているので、早速帰宅後切りました。
ゴールデンオレガノは先生お勧めのフレッシュハーブティーにして頂きました♪
この日、ちょっと疲れてて調子があまり良くなかったのですが、このお茶を飲んだ後疲れが取れた気がして、効能を調べたら強壮効果とあり、それで疲労回復したのかあ、と。
良いハーブが手に入りました♪
大切に育てて、これから色々使っていきたいと思います。