絵本 こどもたちはまっている
今日も1日強風が吹き荒れ、寒い1日でした。
5月にクーラー入れるならまだしも、暖房入れることになろうとはΣ(・□・;)
いやはや、なかなか強烈な寒気ですね。
気圧の仕業なのか、昨日から体が重だるい感じだったので、今朝は長めにストレッチポールでゴロゴロし、リファで首から肩をほぐし、目元ケアで目の周りもほぐし、と念入りにセルフケアしました。
愛用しているシュンガイトのブレスレットとセルフケアのおかげで、どうにか持ち直しましたが、明日、明後日はおでかけするので、お天気も回復してほしいなー。
さて、おうち時間2日目ですが、今日はほぼほぼ大掃除して終わったので、特筆すべきことがありません。
ので、久々に届いた満月便の絵本「こどもたちはまっている」を紹介しますね。
満月便では2度目ましての荒井良二さんの絵本です。
一目見て、なんて鮮やかな色の絵本なんだろう、と。
前に届いた「きょうはそらにまるいつき」は夜の光景だったので、また全然印象が違いますね。
本文はというと、ページをめくる度に「こどもたちはまっている」というフレーズが繰り返されます。
待っているのは貨物列車だったり、雨だったり、ラクダだったり、特別な日だったり、季節の移ろいだったり、とさまざま。
なんとなく表紙の子どもの服装が民族衣装っぽく見えたので、これは世界の子どもたちがそれぞれの場所で何かを待ってる話なのかなー?と思ったり。
「こどもたちはまっている」というフレーズが繰り返されるのは、この絵本が長新太さんに捧げる絵本だからなんですね。
私、長新太さんのお名前を見てもピンとこなかったのですが、絵を見たら、ああ!ってなりました。
すごい個性的な絵として記憶に残ってました。
荒井さんはこちら↓の絵本に影響を受けて、絵本作家を志したんだそう。
こちらの絵本では「でました」というフレーズが繰り返し出てくるそうですが、そういうところも意識されて「こどもたちはまっている」という絵本を作られたんですね。
以下に、荒井さんの言葉を転載します。
ぼくが大学生の時に、長新太「ちへいせんのみえるところ」を
手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。
今だにぼくは、この地平線の見える風景の中にいて、
優しさや不安や笑いや寂しさや怖さや希望の風に吹かれている。
そう、まるでこどもの時のぼくがそうして立っているように。
ぼくが絵本を作る時は、必ず頭の中で一本の線を引き、
そこからぼくの絵本の旅を始める。
やがて、その線は見えなくなってしまうが、
時おり顔を出してはこどもの時のぼくが「ちへいせん」を眺めて立っている。
いつか、ぼくの「ちへいせんのみえるところ」を描いてみたいと思っていたが、
もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。
そして、この本を長さんに捧げたいと思う。
荒井 良二
(亜紀書房HPより)
このコメントを拝見すると、絵本に登場するこどもたちは今現在世界のどこかにいるこどもであり、荒井先生を含め過去にこどもだった大人たちのことでもあるのかな。
そういえば、私もこどもの頃はいろんなものを待っていたように思います。
まあ、今でも週末が待ち遠しいなあとかはありますけど(笑)
ノスタルジックな気持ちに浸りつつ、素晴らしい色彩の絵を眺めていると、元気が出てきますよ。
いつも思いますが、荒井さんの絵は本当に生き生きとされてて、すごくパワーを頂けます。
ちょっと疲れちゃったな、という時にぜひ手に取ってみてください。