ハーブ教室 スミレの目元クリームづくり
今日は朝からこちら↓へお出かけ。
私の癒やしスポット牧野植物園です。
今年は久々に年間パスポートを購入したので、通い放題(笑)
そして、本日はこれまたお久しぶりの瀬尾真央先生によるハーブ教室でした。
今回のテーマは英国&高知の春の香草スミレを使った目元クリームづくり。
レシピの材料に関してひとつひとつ丁寧に説明して頂き、手順を確認した後に実習です。
実習ももちろん楽しいのですが、私は瀬尾先生のアロマにまつわるお話を聞くのが大好きなのです。
メディカルなお話からハーブの登場する文学のお話まで話題が豊富なので、あっという間に時間が過ぎていきます。
今回は、スミレ、特にイギリスに自生しているハーツイーズ(heart ease)にまつわるお話でした。
heart easeは西洋スミレや英国スミレと訳されていますが、学名を見るとViola tricolorとあり、三色スミレのことだと分かります。
このハーツイーズ、イギリスでは園芸品種に駆逐されて、今や希少種となっているのだそう。
でも、古代ギリシャ時代から人々に愛されてきた花なんですよ。
蕁麻疹や湿疹、皮膚のかゆみなどの抗炎症や咳や去痰に効果があるハーブです。
ただ、サポニンを含んでいるため、長期使用すると下痢の症状が出ることもあるそうですが、1日3g程度ならば問題ないようです。
さて、目元クリームの作り方ですが、材料AとBをまずきちんと計量することからスタート。
Aはシアバター、植物性乳化剤、アルニカ浸出スイートアーモンドオイル(ホホバオイルでも可)の油分。
Bは国産オレンジ花芳香蒸留水(オレンジフラワーウォーター)、精製水、ハーブエキスの水分。
オレンジレンジフラワーウォーターが手に入らなければ、その分精製水を増やしてもOKだそう。
ハーブエキスはスミレ花、ホーステイル(スギナ)などのアルコール浸出剤のことです。
これだけは市販では手に入らないので、自分で作って下さいってことでした。
AとBを計ってビーカーに入れたら、湯煎に掛けます。
Aの油分が綺麗に溶けたら、Bと一緒に引き上げて温度を測り、両方の温度差が10度以内になったら、クリーム用の容器に2つを入れます。
そして、ここからはひたすらマドラーでくるくると混ぜます。
混ぜることで乳化が始まるんだそう。
ひたすらくるくるやって、粗熱が取れてきたところで好みの精油を10滴ほど入れて、香りを付けます。
私はオレンジ、メイチャン、フランキンセンス、ラベンダーを2,3滴ずつ混ぜてみました。
できあがったのはこんな感じ↓。
スミレに合わせて容器もラベンダー色なんですよ。
ちなみに、この時点ではまだ固まってなくて、さらっとしてます。
ここからまだ乳化が進んで、午後3時頃にはいい感じになると言われ、帰宅後開けてみたら、ちゃんとクリームになってました♪
少量で伸びるので、当分使えそうですが、今の香りは1ヶ月ぐらいしかもたないそうなので、その程度で使い切るのが良いのでしょうね。
今晩から、お手入れに取り入れるのが楽しみ♪
実習も理科の実験みたいで楽しかったです(^^)
乳化に失敗しないコツは材料をきちんと量って、湯煎に掛け、A、Bの温度差が10度以内になったら、合わせて100回以上くるくる混ぜること。
それさえ守れば、家庭でも簡単にできそうです。
今日帰宅後、萩尾先生のオンラインレッスンも見たのですが、そちらもスキンケア講座で、瀬尾先生に教えて頂いたことと同じことをおっしゃっていたりして、より双方の講座の内容が理解できました。
萩尾先生のスキンケアのレシピも興味深かったので、材料をそろえて試してみたいな。
とりあえず、かゆみにはラベンダーウォーターがいいとおっしゃってたから、早速取り寄せます!
お教室後、ゆっくり園内を散策したかったのに、次の予定があったので、急いで新しく出来た「こんこん広場」だけ登ってみました。
お天気ならもっといい景色が撮れたのにー、と残念ですが、めっちゃ見晴らしよく、綺麗に整備されていて、木の遊具も色々あり、子どもの遊び場としても最適な場所でした。
こんこん広場内に新しく植樹された寒桜。
こちらは牧野富太郎記念館から出てすぐの通路そばにあるヤマザクラ。
そのそばにはトサミズキも咲いてました。
置いてあった桜マップによると、園内のあちこちに様々な種類の桜が31本あるそうなので、4月上旬までにまた何度か訪れることができるといいなあ。