12月の満月便
12月のFull Moon Booksが届きました。
今回の絵本は2016年にコールデコット賞を受賞した『プーさんとであった日』。
世界で一番有名な『クマのプーさん』は実話だった、ということを遅ればせながら私はこの絵本で初めて知りました。
それと同時に長年の疑問だった『くまのプーさん』の英語タイトルはなぜWinnie the Poohなのか、という謎がこの絵本によってやっと解けました!
Winnieという単語に私の知らない意味でもあるのかとずっと悩んでたんですが(そんなに?)、これですっきりしたわぁ(笑)
さて、『くまのプーさん』のモデルとなったウィニーには驚くべきドラマティックなストーリーがありました。
なんとこの子グマ、戦地に軍馬の世話に赴く途中の獣医ハリー・コールボーンが猟師から20ドルで買った子だったんです。
ハリーとともに戦地に向かったウィニーはたちまち部隊のマスコット的存在に。
かしこく愛らしいウィニーの存在が部隊の人々にとってどんなに癒やしだったかは想像に難くないですね。
でも、別れの時がやって来ます。
より戦況の厳しい場所に赴くことになったハリーはロンドン動物園にウィニーを預けることに。
ロンドン動物園でもウィニーは人気者。
ハリーに格別愛されたウィニーはとっても人なつっこくて穏やかに育ったため、その当時は檻に入って一緒に遊ぶことが出来たそう。
そこで、A・A・ミルンの息子クリストファー・ロビンと出会い、ウィニーと仲良くなった彼は自分が持っていたぬいぐるみにウィニー・ザ・プーと名付けたことから、クマのプーさんが誕生したわけです。
そして、更にドラマティックなのはこの絵本の語り手であるママが実はハリーのひ孫であり、この絵本の原作者、そして、その息子はハリー・コールボーンの名前からコールと名付けられたのでした。
巻末にはハリーの手帖やウィニーと写っている写真なども収録されているのですが、それを見ると本当にハリーとウィニーは深い絆で結ばれていたことが伝わってきます。
人と野生動物も深い愛情で繋がることが出来るんですね。
また、このお話を読んだとき、こちら↓の絵本のお話も思い出しました。
出版されたとき地元メディアではずいぶん取り上げられたので、こちらの人はよく知っている兵隊成岡さんとヒョウのハチの物語です。
同じように戦地で拾ったヒョウのハチを愛情を持って育て、ハチもウィニーのように部隊のアイドル的存在になるのですが、戦況が厳しくなりハチの事を思った成岡さんはハチを上野動物園に引き取ってもらいます。
ところが、上野動物園はかわいそうな象さんのお話で知られるように、軍の命令で危険な動物を毒殺してしまうんですよね。
成岡さんが戦争から引き上げてきてハチに会いに行ったときにはハチは既に亡くなっていました。
でもハチは剥製にされていて、それを成岡さんが引き取ります。
そのハチは今県立図書館のオーテピアに飾られていて見ることが出来るんですよ。
ハチとウィニーの存在は、戦争とは人間同士だけでなく人と動物との絆も奪っていく残酷なものなんだなということも教えてくれています。
どちらの絵本も実話で、とても心に残る絵本なので是非手に取ってみてほしいなと思います。
追記
年明けもKinKiちゃんに会えるー。
「さんまのまんま」に25年ぶりに出演ですって。(25年ぶりに出演と言うことより番組が25年続いていることに驚愕)
またなにゆえに?
えらい働いてますやん。
ともかく楽しい時間だったようで何より。
これはOAが楽しみですね。
KinKi Kids が『#さんまんまんま』に25 年ぶりに出演!
— カンテレ (@kantele) 2020年12月20日
その収録後にKinKi Kidsに感想を聞きました🤗✨
2人がぶっ飛んだ一言とは?
来年1月2日(土)午後3時45分🎍🎍
『新春大売り出し!さんまのまんま』#明石家さんま#北川景子 #中村倫也 #藤原竜也 #KinKiKids #桃田賢斗 #広瀬アリス #今田耕司 pic.twitter.com/JHPrz3PaH0