絵本 ふゆのよるのおくりもの
今日ご紹介のクリスマス絵本は双子のねずみ、ティモシーとサラシリーズより、「ふゆのよるのおくりもの」です。
これはオーガニックマーケット公式に載っていた楓文庫さんの紹介写真で写っていたのを見て、可愛いと思ったら、運良く実物に出会えました。
しかも、状態のよい古書だったので、お手頃価格で購入できましたよ。
このシリーズ、1冊目の「おたんじょうびのおくりもの」が出版されたのが1989年ですから、かれこれ30年近く続いているシリーズなんですね。
大型版は15冊出版されているそうです。
私は今回、1冊目と2冊目を手に入れたことになります。
絵柄が2次元のシルバニアファミリーって感じで、いかにも、な可愛らしさです。
ストーリーはクリスマスツリー用のもみの木を家族で買いに行くところからスタート。
車のトランクからはみ出るぐらい大きなもみの木を買って帰り、家族みんなで飾り付けたり、おじいちゃん、おばあちゃんの家に持っていくクッキーを焼いたり。
そして、クリスマスの日にはおじいちゃん、おばあちゃんの家にティモシーとサラの一家と叔父さん一家が集合し、みんなで楽しくクリスマスを過ごします。
ところが、双子たちには心配事が。
サンタさんが来ても誰もいなかったら留守と思われてしまうのではないかと、気が気ではなく、せっかくの一家団欒の時間もしょんぼりするふたり。
そんな二人が翌日家に帰ってみると、サンタさんのために置いてきたクッキーは食べられ、ごちそうさまのお手紙が。
サンタさんがやって来たことに大喜びのティモシーとサラなのでした。
この、サンタさんが留守中にやって来た痕跡、実はお母さんがおばあちゃんちに行く前に、せっかく焼いたクッキーを忘れたと言って、取りに戻るシーンがあるんですよね。
子どもたちの夢を壊さないために、こっそりサンタのふりをしに戻るお母さんの姿を想像して、世のちびっ子ちゃんたちのお父さん、お母さんもこうやってあれこればれないように画策してるんだろうな、と微笑ましくなりました。
ストーリーもほっこり可愛いし、このカントリーテイスト満載なイラストもとても可愛いですよね。
隅々まで目を凝らして見たくなります。
ティモシーとサラシリーズのHPもあるので、気になった方は覗いてみて下さいね。
残り、13冊コツコツと集めてみようかな。