Full Moon Books in October 『もみじのてがみ』
今日は午前中研修で、午後からはお休みを頂きました。
研修会場から職場に行くとまた往復4時間コースなので^^;
午後からお休みをもらえたおかげで久々に整体に行けたし、インフルの予防接種も行けました。
が、注射の前に熱を測ったら36.9度で、あれ、若干微熱じゃね?と。
予防接種はしてもらえたけど、若干だるさを感じるので、やっぱり疲れが溜まってるんだなーって感じです。
整体で緩めてもらったから、疲れがどっと出たというのもありそうですが。
それはさておき、日曜日に10月の満月便が届きました。
今月の絵本はきくちちきさんの『もみじのてがみ』。
10月のお届けから、前号のお届けと一緒に入っているお知らせを見て購入するかどうか決めるシステムになったんですが、その紹介画像だとすごく可愛らしい感じに見えたんですね。
ちょうど↓の商品紹介画像と同じ感じと言えば、分かるかな?
まったく予想だにしなかった水墨画タッチな画風は、筆の赴くままに描いたような荒々しさと大胆さ。
後でどんな方なのかなと調べたところ、男性なんですね。
なるほど、この骨太なタッチは男性ならではかも。
そして、筆の赴くままに描いた、と感じたのも正しかったようで、1枚の構図に対して何枚も描き、その中から一番良い物をチョイスするそう。
立って描く、というスタイルも、この絵の荒々しさを見ると納得します。
輪郭も取らずに描く手法と、和紙に墨と水彩絵の具で描かれる画法も面白いですね。
ちょっと前のBBBが絵画の選び方を教えてくれる内容だったんですけど、その講師の方が絵画の価値は他の人がやっていない発明をしているかどうかだ、という風におっしゃってて、確かにピカソのキュビズムとかすごい発明だよなー、と。
この方の画風も、絵本の概念を打ち破ってるところが発明というか、斬新だなと思います。
『もみじのてがみ』は葉っぱや木々、土、動物たちの暗い配色の中に赤がひときわ目立っているのが、最後は木の幹以外は赤と黄色の紅葉色で埋め尽くされて圧巻です。
この色を引き立てるための暗い墨の配色が絶妙。
計算しているというよりは、本能で描いてるんじゃないかなー。
この絵本を描く前に高尾山に登ったり、地元の北海道の紅葉を見たと語っていますが、実物の紅葉がこの方にかかるとこうなるんだな、というのが非常に興味深いです。
私はちょっと赤と黄色で埋め尽くされた中に黒々とした骨太の幹が主張している絵が少し怖くも感じました。
鬼気迫る才能ってこういうことを言うのでしょうね。
お話の方は、満開の紅葉が冬の訪れを動物たちに教えてくれる手紙という発想が素敵です。
確かに木々の葉が色づいたら、すぐに冬がやってきますものね。
それを見て、動物たちは冬支度を始めるんだなと思ったら、紅葉って動物にとってはなくてはならないものなんだな、と。
私たちは紅葉の綺麗さを愛でるのが先立って、冬支度しなきゃとはあまり思わない気がします。
でも、これからは紅葉を見るとこの絵本を思い出して、今頃森に住む動物たちは冬支度をしてるのねーと思って、微笑ましい気持ちになりそうです。
そして、絵本とともに添えられている小さなpecoraの贈り物、今回はダックスストラップとミニブックでした。
ミニブックはワンコを飼って、長く一緒に過ごした後、お別れした経験がある人には特にじんわりする内容でした。
私も15年一緒にいた愛犬(このブログの画像にいる柴犬ゴン太君)を亡くしているので、そうだといいなと思いながら読みました。
紙モノのコレクションボードに一緒に飾ってみましたよ。
我が家のシュタイフうさちゃんたちと一緒に撮影♪
ある程度小さな贈り物がたまったら、コレクションボックスを作って飾ろうと思っていますが、とりあえずしばらくはこちらに。
また、素敵なウサギさんのポストカードには心温まるメッセージが。
今回も素敵な贈り物をありがとうございました^^