読書の秋
9月も早最終日ですね。
今日は1日雨降りの日で、肌寒く感じました。
駆け足で冬がやってくるのかもしれないですね。
つよし君の奉納演奏配信も終了しそこはかとないさみしさを感じますが、今日は楽しみにしていたMGが届きました。
思った以上に大きなサイズで、お写真もとっても素敵。
表紙の無垢な表情から、はじめちゃん時代を思わせる強い瞳の表情もあり、やっぱりつよし君は希有な表現者なのだなあ、と。
1万字を超えるインタビューも読み応えがありました。
また後でゆっくり読み返そう。
他にも色々本が届いていたり、届く予定だったり、秋の夜長は特に読書を楽しみたいものですね。
最近読んだ本を幾つかご紹介。
フランス人の夫と結婚し、人口200人に満たない村に住むことになった日本人女性、木蓮さんがパリだけではないフランスの美しさを伝えたいと、折々に訪れた花の溢れる村々の様子をブログに綴ったものを書籍化したものです。
四季折々に菜の花、スミレ、ミモザ、藤、ブーゲンビリア、ラベンダーなど、それぞれの花が有名な村を紹介しているのですが、写真の美しさはもちろん、添えられているテキストもその村の紹介にとどまらず、その時の家族との思い出などを綴っていて興味深いです。
コロナが収束したら、この本を手に紹介されている村を訪れてみたいなと思わせてくれる1冊。
第2弾も発売されたばかりなのでネットで注文したのですが、入荷が遅れているみたいで、今それが届くのを心待ちにしているところです。
こちらは満月便で届いた絵本「こもれび」。
初めましての作家さんですが、繊細なタッチの絵とはうらはらに、日の当たる場所に咲く植物と日陰に咲く植物のお日様を恋い焦がれる描写から、どんな状況でも生きていれば日が当たることもあるんだよと、「生き抜く」ことの大切さを訴えかけてくるお話です。
絵本としては文章量が多いし、内容も小さいお子さんにはあまり理解できないかもしれないなと思ったりしましたが、発達段階に合わせて読み聞かせてあげることで命の尊さを感じとってくれるようになるかもしれませんね。
哀しいニュースが続く昨今、こういった本を用いて「生きる喜び」を伝えることも大切だと思います。
映画化、アニメ化もされた本書を今更読んでみたわけですが、辞書編集に人生を捧げる人々と1冊の辞書の完成までを語り手を変えながら綴られた物語です。
辞書ってこうやって作られてるんだなと分かると、なんだか愛着が沸いてきますね。
1冊の辞書を編纂するのに10年以上の歳月がかかることから、携わった人々の人生も劇的に変化するんですけど、その辺りの機微も細やかに描かれていて、最後は涙、でした。
従業員4人の小さなビストロ、パ・マルを舞台にした 連作短編推理小説ですが、フランス料理にまつわる出来事から小さな謎を解き明かすスタイルは、誰も死なない大がかりなミステリーじゃないけれど、最後はちょっとすっきりしたり、ほっこり温かくなったり、なにより、各お話で取り上げられるフランス料理が美味しそうで、私も食べてみたい、となること請け合いです。