Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

弾丸奈良旅9月編 Day1

大型台風接近中ですが、こちらはまだ雨もパラパラって感じで、嵐の前の静けさといったところです。
なので、午前中は普通に仕事に行き(^^;)、夕方には3週間ぶりのピアノレッスン、そしてその後、知り合いのキャンドル作家さんが出店しているイベントにお邪魔していました。
ちょこっと可愛いモノを作って、おいしいモノもゲットしてきたので、また後日詳しく書きますね。

今日のネタは、先週の連休で行ってきた弾丸奈良旅についてです。
6月のロータスロード以来なんで、3ヶ月ぶりの奈良ですよ。
朝6時に家を出たときには肌寒くて、服装の選択を間違えたかと思ったんですが、11時前に奈良に着いたときには逆に蒸し暑かった、という。
その後ぐんぐん気温は上昇し30度超えになり、歩くのがマストな奈良旅はなかなか厳しかったです。
本当ならもっと涼しくなった頃に行きたかった。
でも、今回どうしてもこの時期に行きたかった理由があったのです。
そのひとつが、明日香村にある万葉文化館で開催中の特別展「マンガで語る古代大和―学術と創造の融合― 『天上の虹』にみる創造の世界」↓。

6月に奈良に行ったときにこのフライヤーを目にして、見たい!と思ってたんです。
里中満智子先生の漫画と初めて出会ったのは、私が小学校低学年のとき。
近所のお姉さんちで「海のオーロラ」という漫画を読んだのがきっかけです。
子供心に古代エジプトを舞台にしたストーリーが印象に残ってて、私の歴史好きは今思えばこの方の影響が大きいのかも。

今回の特別展では、冒頭の大化の改新(今は「乙巳の変」というそうですね)から古代最大の内乱とされる壬申の乱までの1巻から7巻を中心とした原稿と、関連する資料の一部を見ることができました。
中大兄皇子(後の天智天皇)の娘として生まれた鸕野讃良皇女は、冷酷な父に翻弄され、母親は狂気のうちに亡くなり、祖父はその父に殺され、初恋の人有間皇子も父のせいで失意のうちに亡くなり、父の命で叔父である大海人皇子と結婚。
非業の死を遂げた有間皇子に心を残しながら、次第に大海人皇子の人間的魅力に惹かれていく様子や、女性にしておくには惜しいぐらいな利発さから、夫となった大海人皇子には「戦友」と言われ、複雑な心境になる心の動きを史実を一切脚色することなく描いているストーリー構成が素晴らしかったです。
しかも、1巻から23巻まで32年間という長い月日を費やしたにもかかわらず、ストーリーが破綻したり、勢いが落ちることもなく、何より絵のクオリティが一切変わっていないのがすごいとしか言い様がない。
普通長く連載を続けていると、絵ってどうしても変化していくものですけど。
それも上手になるならまだしも、年齢を重ねると絵柄が劣化するケースもわりとよく見かけるのに、「天上の虹」にはそれが一切見られないんです。
完結させた時点での先生の年齢を思えば奇跡としか言いようが。
よほど最初からデッサンが正確で完成された絵柄だったんでしょうね。
これを機に、また手元に先生の漫画を置きたいなあと思いました。
愛蔵版を購入しようかなー。

万葉文化館で先生の作品を堪能した後は、敷地内にあるショップであすかルビーソーダフロートをオーダーしてしばし休憩を。
それだけこの日は暑かった!!
なのに、観光客はいっぱい、駐車場も満車状態でした。
3連休の中日だったし、彼岸花祭りがあったり、夜には「飛鳥 光の回廊」というキャンドルイベントがあったためか、明日香村自体が大渋滞って感じでしたよ。
でも、せっかく明日香村に来たのに、ここだけ見て帰るのもなあと思い、すぐ近くの石舞台を再び訪れてみました。


年末の寒々しい光景とは違い、青々としたが木々見えますね。
石室内にもちょこっと入りましたよ。
今回は観光シーズンってことで、ボランティアガイドの人が「乙巳の変」の説明をしてました。
石舞台を見たあとは、周遊バス「赤かめ」を待つ間、お土産を物色。
荷物になるかなーと思いながら、あすかルビーを使ったイチゴジャムとグラノーラを購入しちゃいましたが、帰宅して食べたらどっちもすごくおいしかったです。
明日香村限定なんで、また食べたいと思ってもすぐに購入できないのは残念ですが。
こんなことならもっと頑張って買ってくれば良かったよ。

石舞台からは彼岸花祭りが開催されていた稲渕地区への臨時バスが出ていて、思わずそっちにも行きかけたのですが、奈良市へ戻る時間を考えたら今回は断念しました。
まあ、彼岸花は地元周辺でも見られるしねぇ・・・

夕方奈良市に戻ってからは、いつも通りならまちをぶらぶらと。
閉店時間ギリギリに訪れた北欧雑貨のmoiさんのところで、奈良名物のかき氷を初めて食べました

暑さと歩き疲れに疲労困憊だったため、選んだのは自家製梅シロップのかき氷。
これがまあ、本当にするすると食べれるさっぱりとした甘さに思わず、これを飲みたいと言えば、「そうおっしゃる人がいるんで、梅シロップのソーダ割りもあります」と。
疲れた体にはホントに癒やしになりました。
もうちょっと体力が残ってたら、興福寺とかのライトアップを見に行ったんですけどねー。
奈良でのライトアップイベントにはなかなか縁がないようでした。

さ、この後は23時からSONGSですよ。
万全の体制で待ちたいと思いますが、画面が台風情報の青い枠付きにはどうかならないように!