Secret GardenⅡ

アンティークや可愛いもの、そして奈良とつよしくんが大好きです。

日帰り弾丸バスツアーで正倉院展へGo!

気づけば11月も下旬にさしかかろうとしていました。(^^;)
なんやかんやと忙しく、先週はほんまになんやのこの過密スケジュールは!って感じでした。
そんなスケジュールからのピアノレッスン、そしてトドメに同僚君、同僚ちゃんとの飲み会でこの週末はぐったり。
新しく来たアメリカ人の子が私と飲みたい、ということで、彼女と親しい他の同僚も交えての飲み会だったんですが、普段行かない2次会にまで行く羽目になったので大変でした。
大体私飲まないのよ。
それなのに、なんかみんな私が二次会にまで参加してくれて嬉しいですって喜んでましたが。(なんで?)
まあ、みんないい子たちばかりなので楽しかったですが、翌日が丸1日使い物にならなくなるのはきっついなー。
今日もお昼寝してから、ようやく動けるようになってきました。(ふぅ)

さてさて、幼馴染さんに誘われて参加した弾丸バスツアーのことをまだ書いてなかったので書いておきますね。
11月の3連休初日に参加したんですが、朝4時起きの出発5時半、帰宅21時半という恐ろしい弾丸ツアーでした。
大体、バスで奈良まで日帰りとか普通したいと思わないもんね。(^^;)
移動時間10時間に対して、滞在時間5時間弱ですよ。
それなのに参加したのは、ひとえに11月はホテルがどこもいっぱいで、正倉院展会期中も泊りで行くことが不可能だったからです。
それにしても、行楽&修学旅行シーズンの3連休初日ってことを甘く見てましたわ。
いやあ、もう、すっごい見渡す限り人、人、人でしたもん。
今までも結構観光客いるなあと思ってましたが、それの比ではなかったです。
お昼ご飯は若草山にあるお店だったんですけど、東大寺前の交差点を抜けるのに20分かかりましたもん。
「よっぽどここで降ろしてください。慣れてるから歩いて行けます」って言いそうになるぐらいちーっともバスが動かなかった、という。
奈良公園でグルメフェスみたいなのをやってたのも人が多かった理由なんだろうなあ。

そんなこんなで、予定時間より大幅に遅れてこの日唯一の車外での食事にありつけました。(朝御飯と晩御飯はいずれもバスの中だったのよ)
画像のお重の他に鳥鍋が付いてまして、なかなか美味でした。
このお店、1階がお土産物屋さんだったので、食後はみなさんここでお土産を物色。
お店からバスまで運んでもらえるシステムということもあり、みなさん短時間で結構爆買いされてましたねぇ。
お食事の時に出されたゴマ豆腐や葛餅、奈良漬けなどが売ってるというのもあり、私もついつい財布の紐が緩くなってしまいましたが。(^^;)

お店の前は若草山登山口だったので、鹿ちゃんがたくさんいました♪


はあ、やっぱり鹿ちゃん可愛いなあ♪(癒されまする)

と、和んでいたら、集合時間になって添乗員さんから「トラブルが発生」と。
なんと一緒に参加していたおばあさんがご家族がちょっと目を離したすきに行方不明になった、という。
え、え、どうするん?とみんなに動揺が走ったんですが、行方不明のおばあちゃんを待ってたらみんな正倉院展に入れなくなっちゃうので、とりあえずご家族の人に捜索を任せて、国立美術館へ移動することに。
奈良公園をずんずん歩いて移動しました。
この日はまだまだ暖かかったんですけど、公園内の木々は紅葉が始まってましたよ。
移動途中に慌ただしく撮ったため画像が良くないんですが、紅葉の絨毯の上にたたずむ鹿ちゃんです。


ようやくたどり着いた正倉院展は、一般の方は長蛇の列でした。
春に行った快慶展の時も平日でもちょっと並んでたんですが、それをはるかに上回る人出にびっくり。
まあ、確かに正倉院の貴重な宝物見られるのは毎年この時期だけですし、同じ宝物が毎年展示されるわけではないので、見逃しちゃうと次のチャンスはいつ来るか分からないですしねぇ…
でも、個人で来ててこの人出だったら、私は断念したと思います。
団体だからこそそれほど待ち時間もなくすんなり入れたのよね。
ってことで、バスツアーも悪いことばかりではないのかな、と。
それにしても、館内もすし詰め状態でした。
とてもじゃないけど、音声ガイドを借りてゆっくり見るなんて余裕は。
細かい情報はeテレの『日〇美術館』で正倉院特集があると幼なじみさんが言ってたので、それで脳内補完することにして、とりあえず目玉となる貴重な宝物にターゲットを絞って、アグレッシブに人ごみをかき分けて行きましたよ。
一緒に行った幼なじみさんは押しの弱いおっとりさんなので、私が一緒じゃなかったらこんなに効率よくちゃんと見られなかったと思う、と後で言ってたぐらい。
入館直前にもらった読〇新聞の特集記事に載っていた宝物については、全部間近で見ました。
私的には羊木臈纈屏風(ひつじぎようけちのびょうぶ)、緑瑠璃十二曲長杯(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)、碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえばこ)が印象的でしたね。
正倉院展はグッズも秀逸なものが多くて、特設のグッズコーナーではめっちゃ散財してしまいました。
でも、1,300年ぐらい前にデザインされたものが、色んなグッズとして復刻されても全然古臭くないってすごくない?
『日〇美術館』では、羊木臈纈屏風の当時の色合いを再現する様子がOAされましたが、技術的には断然現代の方が発展してそうなのに、極めて再現するのが難しいと言ってて、この当時の技術力の高さには驚かされました。
あまりに技術力が高すぎたが故に、後世にその技法を伝承することができなかった、という側面もあるようですが。

正倉院展を見て、集合時間に集合場所に行ったら、そこでようやく行方不明のおばあさんが見つかったとの連絡が。(ほっ!)
結局、このご家族、今回のツアーのメインだった正倉院展は見られなかったんですよねぇ。(う、可哀そう)


正倉院展の後は、興福寺で秋の特別拝観を見学しました。
と言っても、私は春に同じのを見てるんですけどね。
でも、何度見ても本当に阿修羅像は美少年だなー、と思いまする。


東金堂の仏頭も合わせて見学。
ここでの滞在時間は40分と短かったですが、一応御朱印も頂きました。
御朱印頂くのも結構な列で疲れましたけど。
南円堂の方でいただける御朱印の列にも並んでみたものの、こちらは時間切れで泣く泣く諦めました。
また、次回チャレンジしようっと。

午後4時前にはバスに乗り込み、後ろ髪をひかれつつ奈良を後にしたわけですが、帰りにバス車窓から見た近鉄駅前の商店街は見たことないぐらい黒山の人だかりでした。
さすがにあの中に分け入っていく気はしなかったんで、日帰りバスツアーでちょうどだったのかもね、と思った今回の旅。
でも、やっぱり行くならせめて一泊はしたいものです。